ダウ平均は反落。

この日発表になった10-12月期の米GDPが予想外のマイナス成長となったものの、その影響は限定的だった。

GDPに関しては、在庫投資や政府支出、特に国防費の減少が大きく圧迫。世界経済の減速から輸出の減少も響いた。

しかし、一方で個人消費や住宅投資は堅調を維持していることから、財政問題など一時的な要因との見方も強く、大きなネガティブ要因にはなっていない。

午後になって注目のFOMCの結果が発表になったが、声明は前回の内容をほぼ踏襲し、概ね予想通りの内容となり、無難な通過となった。

その後、イベントを通過したこともあって、利益確定売りが優勢に。

ダウ平均採用銘柄
ダウ採用銘柄では決算を発表したボーイングが上昇した他、ベライゾン、ＡＴ＆Ｔが堅調。

ボーイングは10-12月期の決算は米政府の国防費の減少が響き、大幅な減益となったものの、決算説明会で７８７のトラブルが13年の決算には現状では重大な影響がないとの見通しを示したことで安心感も出ている模様。トラブルの原因を絞り込みつつあるとも述べていた。

ナスダック採用銘柄
ナスダックも下落。

前日引け後に決算を発表していたアマゾンが指数をサポートしていたものの、ＲＩＭが続落している。
アマゾンは最終利益や見通しは予想を下回ったものの、営業収益が予想を下回ったことが好感された。
ＲＩＭは、きょう「ブラックベリー１０」を発表。同時に社名も「ブラックベリー」に変更することも発表した。ただ、材料で出尽くし感や、スマホ市場でどれだけ巻き返せるか不透明な部分も多く、利益確定売りの反応となったようだ。

【ＮＹ株式市場】

ダウ平均　　　13910.42（-44.00　-0.32%）
ナスダック　　　3142.31（-11.35　-0.36%）
S&P500　　　　1501.96（-5.88　-0.39%）

【ＣＭＥ　ＮＩＫＫＥＩ２２５】

高値　：　11,185円

安値　：　10,900円

終値　：　11,075円

【大証　ＮＩＫＫＥＩ２２５】

後場終値　：　11,110円

イブニングセッション　：　11,110円

【日経平均終値】

終値　：　11,113.95円

CME日経平均先物 11,075円

CME日経平均先物　11,075円