世界銀行が欧州の景気を懸念して世界の成長見通しを下方修正したことを嫌気して売りが先行した。

しかし、寄り付きの売りが一巡すると買い戻しの動きもあり、ダウ平均の下げ幅は小幅となっている。

下落が続いていたアップルが反発していたこともフォロー。

きょうは金融機関の決算が幾つか発表になっていたが、まちまちの反応となっている。ただ、内容自体は良好なものではあった。

ダウ平均採用銘柄
ダウ採用銘柄ではボーイングやＡＴ＆Ｔ、デュポンが下落。

ボーイングは、山口発羽田行きの全日空ボーイング７８７型機が、機内で煙が出ているのを感知したとして、高松空港に緊急着陸したことが嫌気されている。日航機の発火など同型機に問題が発生している中で、敏感に反応した模様。

ナスダック採用銘柄
ナスダックは上昇。

アップルが500ドル台を回復しており、指数をサポートしている。1-3月に発注する「iPhone5」用液晶パネルを当初計画の6500万台分から約半分に減らしたと伝わり、今週に入ってアップル株は7％近く下落、心理的節目の500ドルを割り込み、485ドル付近まで値を落としていた。特段の好材料はなかったが、ここ数日の下落で底値が近いとの見方や、割安との見解も出始めており、きょうは買い戻しを集めていたようだ。

【ＮＹ株式市場】

ダウ平均　　　13511.23（-23.66　-0.17%）
ナスダック　　　3117.54（+6.77　+0.22%）
S&P500　　　　1472.63（+0.29　+0.02%）

【ＣＭＥ　ＮＩＫＫＥＩ２２５】

高値　：　10,870円

安値　：　10,465円

終値　：　10,635円

【大証　ＮＩＫＫＥＩ２２５】

後場終値　：　10,580円

イブニングセッション　：　10,630円

【日経平均終値】

終値　：　10,600.44円

CME日経平均先物 10,635円

CME日経平均先物　10,635円