私は先月1月に72歳となりましたが、肺がんと共存しながらとある企業の倉庫で倉庫番を続けさせてもらっております。1年契約ではあるものの、お陰様で会社のご厚意により来季も雇用契約延長となりました。そんな訳でいつもの「生きる」もしくは「活きる」の継続となった事に、とある出来事がフッと思い出されます。
もう何十年も前のことです。
我が家は先祖代々浄土宗の仏教徒であり御先祖様の菩提寺も京都のとあるお寺です。ある時、お祖父ちゃんの法要へ行った時、ご住職から説法を聞きます。
祈りと言うのはこれからも長く「生」を継続させていくことを再確認しそのことを自身に誓う行為そのもので、まさに1日1日、日々の「生」を折り紙のように折り綴っていく行為こそが祈りそのものなんだそうです。
ほらね、折るってゆう漢字と祈るってゆう漢字、すごく似てるよね。
生き続けることに明確な理由や目的などは、それほど重要じゃないような気がしています。