奥さんに初めて肺がんを伝えた時、自分が想像していたよりも、はるかに前向きな考えを持っていました。

これは、がん治療が始まる頃に奥さんから聞いた話ですが、自分が検査結果を聞きに病院へ行っている時、もしがんだったらと考えると不安で不安で泣きそうだったそうです。

んで、ネットでいろんなことを調べているうちに中村獅童の記事を見つけ、同じ肺がんの治療をして仕事にも復帰されていることを知ってから、不安も和らいだって言ってました。

肺がんを告知されて病院から帰ってから、長い時間奥さんと話しをしました。
治療の事、仕事の事、家庭の事、そして不安な気持ちなど、何時間も話しをしました。
こんなにも長い時間話をするのは、何十年ぶりかな?

二人が付き合ってる頃に、時間を忘れて話し込んじゃう事が何回もありましたね。
なにせ当時は携帯電話なんか無かったから。
そうなんです、かつて二人は恋人どうしだったんですよ。

自分はがん患者なのに、ちょっとだけ当時を思い出します。