いつもの日常が始まりました。

朝になったら、いつもの様に起き、いつもの様に電車に乗り、いつもの様に仕事をして、時間がきたら家に帰ります。

ただひとつだけ違うのは、自分はがん患者だってことだけです。

道を行き交う人々や、電車に乗ってる人々は、そんなことは誰も知りません。

人ごみの中に立ったとき、「なんで自分が?」っていう、いいようのない孤独感に襲われる時があります。

がんが発覚してからは、生活のルーチンが激変しました。

去年の12月は、日帰りの検査や診断、検査入院などもあって、仕事を休まなくてはならない事がたびたびありましたし、今後も治療の為に休まなくてはいけないでしょう。

特に仕事に関しては、1ヶ月、あるいはそれ以上休まなくてはならない可能性もあるので、仕事の進捗状況に関する申し送りをしなくてはいけませんし、長期入院に向けての私的な準備もあります。

病気と向き合うことが生活の中心になるなんて、想像もしてなかったので、頭や体がいまだに追いついていない状態です。

ただ、このような状況にある人達が、おもいのほか多いことに気付かされ、かつ、いままで無関心だった自分を知ることになりました。