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映画鑑賞の熱が再燃しているゆらさんです

 

個人的に観た映画のレビューを投稿しています

 

ただし、個人的趣味の範囲なのでおススメはしません(笑)

 

 

今回の映画は、こちら

 

 

 

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楽園です。

この映画は、原作が吉田修一さんの「犯罪小説集」です。

監督は瀬々敬久さん。

 

この、「犯罪小説集」は、短編を何作か集めた小説で、

この楽園の原作になったのは「青田Y字路」と「万屋善次郎」というお話です。

 

この二つのお話も、実際の事件をモデルにしています。

 

ひとつは、「北関東幼女連続誘拐殺人事件」です。

これは、「足利事件」と呼ばれる冤罪事件を生んでいます。

そして、そのせいで未だ未解決事件となっている事件です。

 

もう一つの「万屋善次郎」は、「山口連続放火殺人事件」というのが題材です。

 

その二つを合わせて出来たお話が、この楽園。

 

 

一言で言うと、

胸糞悪い映画です。

人が持つ「正義感」って正しいものだと思っていると思うけど

実は、人間の感情の中で一番、醜く酷いものだと実感する映画です。

 

実際、本当の事件として挙げた二つの事件も、

この「正義」というものが、酷いものだと表わしていると思う。

 

正直、「正義」「正しさ」を大義名分にしていれば、

何を言ってもいい。

何をしてもいいという風潮が人間社会にはある。

 

でも、それって「絶対」ですか?

それを大義名分にした結果を、貴方はきちんと受け止められますか??

 

無責任な「正義」は、今の世の中はびこってる。

それを浮き彫りにした作品だと思います。

 

 

救いのない世界にしているのは、果たして犯罪者だけでしょうか?

 

今一度、自分を見つめ直す機会を与えてくれる

そんな映画だとうちは思います。

 

生きていく上で、人生の勉強になる映画。

その一つにうちは、これを挙げたいと思います。

 

 

胸糞悪いけど、最後まで観てよかったなと思う映画でした。