毎年、行きつけのステーキハウス精山さんに行ったのだ。

満席でしたね。

この店は静かに肉の味を味わう格式のある店ですが、昨日は成り上がりの小金持ちが、ハイボール、生ビール、ハイボール!おかみさんビールがまだ!
とか肉200gに対し、大量の酒飲んで大騒ぎ。

カウンター席にお着物を召された常連さんが静かに、気配もないくらい静かに召し上がっておられて、お支払の時に「あら満席だったのね」と気づいたくらい、上品な方は静かです。

去年は静かなお店でしたがね。昨日がいけなかった。

肉は最高。四人で57000円いただきました。本物の上質はこのくらいの価値があります。

前菜。チーズの生ハム包は絶品。
自家製ローストビーフをいちじくに乗せた一品など飽きさせない品々です。
ロース250グラム。脂が上質で翌日もたれない。
フィレ300グラム。軽くいただけました。ウェルダンですが外は硬めですが中はレアっぽいくらい柔らかな熟成肉。
500グラムのフィレ肉。上質なので塩で味わうと肉の旨味がひきたちました。
娘はフィレ200グラム。何も着けず旨い、と食べきりました。
いつもは下味付けた肉に焼肉のたれをかけるのが、何も付けずとはかなりの食べやすさです。
締めのガーリックライス。これは肉があっさりしているから、おいしくいただけました。
普通は肉で満腹感が出ると炭水化物は食べ進めないことがありますが、肉も上質なら、ガーリックライスも絶品で、軽くいただけました。

翌日の胃もたれもなく、今年もマスターお元気でしたね。

毎年、店を出るときに私は帽子を取ってマスターに目で合図して、ありがとうございました、と言って会釈して帰る。

上品な上質な店を来年もよろしくという意味を込めて。

行くようになって20年は過ぎた。その前から営業しているから、地元では有名な店です。娘がジャージで焼肉屋に行くような服装だったので「ドレスコード!ドレスコード!店に入られんぞ」(うそです、ドレスコードは無いです)と言ったのは、格式に敬意を払えと。

来年もよろしくです。