一般の企業の不祥事は完全にクローズドの環境で調査委員会の聞き取りがある。

 

 内々の話なので外部には漏れない、社外秘の状況で時系列、関わった人間の動き、証言などで事例の検討、避けれなかった事案か?今後の再発防止は?というところまで詰めてようやく発表に至る。

 

 途中経過をいちいち言っていたら、管理者に落ち度があったという初動の報告が実は現場のミスを隠すために重大な事案を「隠していた」ということが発覚することがある。証言が出そろってから公表するのは、証言が覆ることがあるためだ。

 

 相撲協会を見てみなよ。守秘義務ってのは無理だぜ。

 

 春日野広報部長は広報ってのはしゃべらないといけないという思い込みがあるのか、「俺だったら東京に帰さない。なんでかわかんないよ」みたいな(日馬富士が九州場所中に東京に帰った件について)コメントするとマスコミが喜んで「日馬富士の帰京、意味が分からない。」「協会の内部に不審の声」みたいな面白い見出しができてしまうのだ。

 

 伊勢ヶ浜の逆切れ会見も面白いように作られてしまったな。親方で威張ってるからああいう攻勢には弱いのかな。

 

 そんで、貴乃花が警察の調べが終わるまでしゃべらないって言ってたのは、たいてい漏れるからだ。警察の考える一般の会社は聞き取り調査をした内容は漏れない。しかし相撲協会はマスコミにダダ漏れだ。理事会の席で警察に電話をして貴乃花がしゃべっても良いよね、って協会の方が確認したって。まあ、一般の会社を相手にする鳥取県警はそうだわな。

 

 マスコミ、芸能界、プロダクション、そういったものの情報漏れを良く知っている都会の警察では、口止めをできるだろうか?ということも想定するだろうな。

 

 

 しかし、意外だったのは元検事が日馬富士擁護みたいなことを言うからな。愛情をもって接していて、愛の鞭で叩くのは良い、みたいなニュアンスにしか聞こえない会見をしていたな。弁護士がしゃべっているのかと思った。愛情をもって接していたが、白鵬の説教にムッとした表情になり、スマホをいじって「恋人から」と答えたら愛の鞭の鉄拳制裁・・・・・、なんか擁護しているような話だったがな。

 

 子供には愛情をもって接してたが、説教に間にニンテンドースイッチをし始めた。それに切れてスイッチを縦にして頭を叩いたら運悪く血が出た。びっくりして病院に行ったら虐待だと騒ぎになった・・・・・、的な案件だがな。子供がスプラトゥーンをレベル50にしていたのがデータがこわれた、と言って不登校になり学校も大騒ぎなったら「愛の鞭です!!(キリ)」と言えばいいのか?

 

 貴ノ岩を守るってことで貴乃花が意地を張るってのは理解できることだがな。エーモン小暮にコメント求めて錦の御旗みたいにすんなよな。

 

 日馬富士も引退したし、この話はもうやめだな。