J-CASTニュース 4/5(水) 18:12配信の「今村復興相、なぜ「ブチ切れ」たのか 記者とのやりとり一部始終」でようやっと、世間にもわかって来たと思うが、記者を気取る工作員の誘導にうまいこと乗せられているのだ。

 

 民主党政権のチームドラゴン、と称し知事を見下し、マスコミを恫喝した大臣は煽りなしの全くの自発的な暴言であったのに対し、この今村大臣は巧妙に嵌め込まれている。

 

 マスコミは怒っている部分だけを流す。記者が正義であるかのように。

 

 自主規制、自主学習、自主避難。「自主」というのは自分の判断でということになる。日本語的にはおかしくない。自分で判断して、自分で決めた。ということになる

 

 強制的に避難。立ち入り制限、居住禁止となっているのであれば、国の責任でなんとかしてもらわんならん。「自主」という個人の判断で避難している、という言葉のあやとなる部分ではあるが・・・。自主避難している人の苦労をクローズアップすれば冷たい大臣となるんだろうが・・・・

 

記者「では帰れない人はどうなんでしょう」

 復興相「え?」と聞き返す。

  記者「帰れない人はどうするんでしょうか」
  復興相「どうするって、それはもう本人の責任でしょう。本人の判断でしょう」
  記者「自己責任ですか。(今村復興相、再び「え?」と聞き返す)自己責任だとお考えですか」
  復興相「自分はそうだと思いますよ」

 

野党どもやマスゴミがこぞって言い立てている復興相「自己責任」発言は、字で起こすとこういうことなんだわ。

 自己責任という言葉は記者が出した言葉で、大臣は「そうだと思います」と相槌を入れた。これが警察などであれば自白の強要、調書の作文だ!と言われる部分になるんだわな。

「あんた、自己責任だってみとめたんやろ。自己責任って。そんなことで大臣が務まるんか、辞めてしまえ」という話の大合唱なわけだ。

 

 自己責任は大臣の言葉から出たのではなく、「そうだと思う」と同意した部分だが、それまでに十数回にわたるしつこい質問攻勢で集中力が落ちた辺りで(「え?」と聞き返すことが増えた部分は明らかに質問の意図をくみ取って丁寧に答えていた前半とは異なる集中力の低下が垣間見られる部分である)「自己判断ということですか?」という問いかけではなく「自己責任」という記者の仕掛けにはまったのである。

 

 まあ、ああいうたちの悪い「ジャーナリスト」を気取った活動家は「もう2度と来ないでください」となるわな。あれが恫喝なら、俺も某野党の事務所に行って延々抗議して「もう来ないでください」って言われてやろうか。俺もこうやってブログ書いているフリージャーナリストや。

 

 メモを取りながら、ゆとりを持って裁かないとこういう輩は揚げ足を取ってくる。事務方が打ち切るタイミングが遅かったのも気になるから、事務方が大臣を切ったのかもしれない。

 

 どっちにしろ野党の「自己責任」発言!!と喜んで抗議するざまは、まったく会見を見てないってことだなわ。市井の評論家じゃねぇんだから、問題のVTRくらい見てテープ起こしくらいしろっての。