「残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない」――武蔵野大学・長谷川秀夫教授

 

 これは言葉の選び方が悪かったね。

 

 大学教授になるような人間は論文を書く。一流と言われる人間は英語で書く。海外の雑誌に投稿する。

 

 その論文を書くためにその数十倍、数百倍の時間を費やす。

 

 それは仕事と言う域を超えている。こういう人々からすれば、研究で残業が100時間超えたくらいでダメなら研究者には向かないね。他の分野を探したら?と言うことになる。

 大学に残って、助教(昔の助手)、講師、准教授(昔の助教授)、教授と残って行くのは官僚に良く似ている。

 

 その間で向かいない連中は教授戦レースから撤退するのだ。

 

 その中で頂点である教授に上り詰めた人間は100時間の残業で過労死とは「うちの研究者だったら情けない。俺が若い頃は・・・・。」という話が内輪なら通用したんだろうが、FaceBookなんてものは拡散するから怖いねぇ。

 

 多分ノーベル賞の人がかりに「いやぁ週100時間以上の残業?何時間研究室にいたかなんてわからんよ。研究室で暮らしていたようなもんだからな。」と言えば、そんなに問題ではないのだが・・・。ことばのチョイスだわな。

 長谷川教授(豊じゃない)の個人的経験則から「100時間以上残業手当なんて付かないけどさ、17時以降だって研究していたぜ。日本の進歩のためって言ってもやっぱ俺の出世のためやな。」なんて言えば格好良いんだろうがなぁ。

 

 別に電通の社員さんを個人攻撃した訳じゃないんだが、逆に自分が個人攻撃されてしわうんだわなぁ。