終わってから能書きを垂れるのは後出しじゃんけんで、かっこ悪いのだが。

 

こどもがはなから「殺害」された、という勝手な妄想による書き込みが巷に溢れていた。

 

ここで仮に犯罪があったとすると、姉を巻き込むだろうか?

 

完全犯罪を狙うのであれば子供(姉)の存在は非常に危うい。子供は正直だからだ。

姉を含めて山菜取りに行った、という話だと姉も警察から事情聴取を受けるわけで、そこから陥落することが多い。

 

姉は体調が悪く母と家に残り、自分(父)と息子の2人で山菜取りに行ってはぐれた、という話を作ってきていればかなり犯罪の匂いがあったのだが、あのお父さんの話しぶり、口ぶりからは犯行現場に戻ってマスコミの取材にべらべらしゃべる犯罪者の特徴は感じられなかった。

 

子供さんの行動を見ると、ADHDの要素を持っておられるのではないかと推察した。石を投げる、強くいっても聞かない、面白いことにすぐに熱中するが、注意があちこちに散乱する、などの特徴があればかなり可能性は高い。車と反対側に走って行ってしまったなどの衝動性が今回の第一のきっかけ。

 町の明かりがぼんやり見える方向に5時間くらい歩き続けたのは暗くて、注意が周りに散漫とならなかったためであろう。昼間であれば入りいろな情報が視野、聴覚から入ってきて道をそれたり、場合によっては小鳥のさえずりなどに注意を奪われて横道にそれることもあったかもしれない。

 移動が夜間であったことが逆に良かった可能性がADHDのお子さんであれば考えられる。

 自衛隊の施設は刺激が少なく注意を散漫とさせて動き回ろうという気にならなかった「低刺激の空間」であったことがじっとしていられた要素ではなかろうか。

 

 この辺りの診断は香山リカ先生、診断後の接し方の指導は尾木ママなどに任せると良いのかもしれませんが、ADHDにお子さんだとしたら早期に支援を受けて、親御さんも接し方を工夫していかれると良い方向に変わっていかれると思います。

 

 お前はダメな子だとか、言われ続けると素行障害、反社会性人格障害へと進んでいくことがあります。

 今回は石を投げる子供という点だけでの推測なので実際は特に何ともないお子さんかも知れないですけどね。