※今日の話は自分の思考を記録するために書いたので、聞き流して…ならぬ読み流してもらえれば幸いです。
家に帰りたいという思いが出てきて少しホッとしている。
私にとって、家に帰る=現実に戻るということなので。
まだ新卒で就職した会社に勤めていた頃、長期の休みが取れると必ず海外旅行に出かけていた。
決して短くはない労働時間、折り合いの悪い上司。
たくさんのストレスがあったせいで、出かける時は解放感でいっぱい。
いつも、もう東京に帰ってきたくないって思って出かけていた。
でも実際には、出かけた各国で色んな物を見て、その国の人と出会って、お金を使って遊んでるうちに、気持ちが変化していき。
結局、出かけても割とすぐに帰りたいって思うことが多かった。
私はその自分の気持ちの変化が実はとても好きだった。
自分が居るべき場所はここではないと気づくこと。
日々に溺れることで分からなくなったその感覚を、
外に出ることで取り戻せると分かっていたのが私の心の支えでもあった。
でも、新しい会社に入って、なかなか休みが取れなくなった。
そしてその頃からもらんのスケジュールも忙しくなっていた。
無理をしてでもどうしても会いたくて、短い休みは全てそこに充てた。
時間を割けば割いた分だけ楽しくて、幸福な夢を見ることが出来た。
気づいたら私は思っていた以上に彼らに依存し、そこから出たくないと思うようになっていた。
家に帰りたいと、思えなくなっていた。
会社を辞めようと思っていたのはずっと前からで、別に夏ツアーのために辞めたわけではない。
だけど、辞めて自由になったのならば、その時間は可能な限り会いに行くために使おうと思ったのは事実である。
頭までずぶ濡れになるくらい、夢に浸りたかった。
現実はしばらくもういいやって思って今回の旅に出かけた。
出かけてからしばらく、ホテルでも一切テレビをつけなかった。
何故かつけたくなかった。
政治も経済もスポーツもどうでも良かった。
あれだけ毎日気にしていた日経平均も為替も見なかった。
全く気にならなかった。
ライブとインストの日々。
毎日がもらん。
しずなさんはとても優しい。
ライブは楽しいしインストは幸せだった。
…だけど、何か違うなって途中で思うようになった。
ここは居場所じゃないよ、って自分の中の感覚が訴えてくる。
早く帰りなさいって言われてる気がした。
待ってる人がいるわけではない。
多少仕事を頑張っていたとはいえ、所詮ただのしがない会社員。
代わりなんていくらでもいる。
本当にそう思っている。
私には誰もいない。
そんなのは分かっている。
それでも。
帰らなきゃいけないという感覚だけは日に日に研ぎ澄まされていく。
今週に入ってから、テレビをつけるようになった。
ニュースを知らなきゃって思うようになった。
あるべき場所に戻る準備をしなきゃいけないと思い始めた。
今回の長旅に出かける前、私はとても不安だった。
この旅に出ることで、もう二度と家に帰りたくないって思ってしまうんじゃないかって。
実際、以前の旅の時なら2,3日で「帰りたい」って思っていたのに、
10日近くそう思えなくて焦っていた。
…だけど、大丈夫だった。
帰りたいと思った今でさえも、
同じ視線で物を見れない、見れる資格がないことに対しては、若干寂しいと思っている。
出来れば私も、ずっとそちら側にいたかった。
でも、無理なんだなあ。
…結構泣きそうだ。
今回、心の整理がついたけど、
ぱっと見は何も変わらないと思う。
別に上がりもしないし、必死もやめない。
でも、自分の中では一つの区切りがついた。
まだ夏ツアーは終わってないけど、この夏を過ごせて本当に良かったと思っている。
あと4日。
後悔のないように過ごしたい。