「すごい人」に憧れながら、自分が人からすごいと言われることを否定して生きてきた自分に気付いたの。
古い記憶、でも鮮明な記憶では、小さい頃体操選手になってオリンピックに出たいっていう夢があった。体を動かすのが大好きで、鉄棒とかマット運動が得意だった。たまたまテレビで見た体操選手の超人的な動きにすごく興奮してワクワクして、あんなふうになりたいって憧れた。自分の希望や願いを人に伝えるのが大の苦手だった私が、何とか親に頼んで、短期の体操教室に通わせてもらった。体操教室は、初心者向けのコースで退屈だった。もっとアクロバティックな動きがしてみたかった。そんなある日、先生から声をかけられた。「育成コースに行ってみる?」飛び上がるほど嬉しかったし、ぜひ行ってみたかったはずなのに、「いえいえ、無理です!」って全力で否定した自分がいた。そして、そのまま、初心者向けのコースで短期教室が終わり、そのまま体操教室に通うことはもうなかった。あのときのこと、ずっと後悔しながら生きてきた。もちろん、そこで上のコースに行ったからオリンピックに出られたわけじゃないとは思う。上のコースに行ったからって、体操選手にもなってないかもしれない。ただ、自分の本当の気持ちを裏切って凡人ヅラした勇気のない自分にがっかりした。せめて、短期の教室の間だけでも、喜びいっぱいで挑戦してみたかった。せっかくのチャンスを無駄にした自分が、残念でならなかった。
自分なんて、大した事ない人間だ
様々な人生の場面で、
そんな思いが私を決断させてきた。
目立つと任される重役が怖かったのか。
期待に応えられないかもしれない自分が怖かったのか。
自分の可能性を信じることが怖かったのか。
人と違うことが怖かったのか。
自分より上がいることが怖かったのか。
自分の感性が人とずれていることが怖かったのか。
自分が価値を置いているものでも、他人にとって価値が低いことが怖かったのか。
そろそろ、人からすごいと言われることに対して、笑顔で受け入れることを選んで生きていこう。すごい自分が、失敗してしまうことも受け入れよう。