「極楽・・極楽・・」
「温泉にでも入っているのか?」
「人間、困窮を極めるということが、どれだけ情けないことか知っているかね?」
「食べ物がないほど情けないことはない」
「いいか。この食べ物の溢れた豊かな国に、
ある時は、妬み
ある時は、僻み
ある時は、暗黒の風が吹き抜け
ある時は、笑い声が聞こえてくる」
「短命な人間は、妬み、僻みに溢れ、
長命な人間は、笑いに溢れているとしたら・・・」
「確かに、ストレスを溜めこめば、病気に罹り易くなる・・」
「地獄・・地獄・・」
「風邪でも引いて寝込んでいるのか?」
「人間、楽を極めるということが、どれだけ幸せなことか知っているかね?」
「食べ物が溢れているほど幸せなことはない」
「いいか、この食べ物の溢れた豊かな国に、
ある時は、喜び
ある時は、慈しみ
ある時は、ご来光のような風が吹き抜け
ある時は、泣き叫ぶ声が聞こえてくる」
「短命な人間は、妬み、僻みに溢れ、
長命な人間は、笑いに溢れているとしたら・・・」
「確かに、笑うと免疫力が上がり、病気に罹りづらくなる・・」