退屈だ、退屈だと言っていた私
見かねた父がくれた仕事
それは
田んぼの土手の草刈り
内は少ないが田を持っている
梅雨が明け、田の土手は青々と腰の高さまで草が茂っている
労働は嫌ではない
そう思えるほど私は退屈していた
麦わら帽子をかぶり、トラックで草刈り機を土手へ運ぶ
そして、手押し式の芝刈り機を、細い土手へ入れて刈っていく
草の間から、住みかを奪われたカエルやバッタが土手から田へ飛び込んでいく
少し申しわけない心持になる
視界を上げれば、青々と一面の田園風景が気持ちいい
朝だが、日差しはジワジワと暑かった
だいたい、朝7時から始めて、9時まで
いい汗をかいた
10時ごろには、シャワーを浴びて、服を着替えて
エアコンの効いた部屋でテレビを見ている
・・・
・・・
・・・
やる事が無い
やっぱり、草刈りの後、やる事がない
まだ、朝の10時だ
スマホをいじりだす
ラインを開ける
数少ない友人にラインする
「暇や、やる事がない」
友人は、こんな投げやりでネガティブなラインにも
丁寧に返してくれた
そして、私に読書を勧めてくれた
さらに、おススメの本を教えてくれた
・蝉しぐれ・・・・・・・・・・・・・・藤沢周平
・今夜すべてのバーで・・・中島らも
・山田風太郎・・・・・・・・・・・人間臨終図鑑
・ぼっちゃん・・・・・・・・・・・・夏目漱石
ありがたいのと同時に
少し悔しかった・・・
お返しに俺のおススメのアニメも教えてあげた
・天元突破グレンラガン
・フルメタルパニック
・この素晴らしい世界に祝福を
・トップをねらえ
他にも、たくさん候補はあったが
大分、厳選、控えめにしておいた
これが、俺の世界だ
昔から、活字を読むのはあまり好きでない
アニメは読むが、ライトノベルはあまり見ない方
この機会に、少し読んでみる事にしよう
(ラノベではないが・・)
友人の勧める本を求めてブックオフにでかける
しかしこれが、まったく、
一冊も見つからなかった
幾つかブックオフはしごもした
全くない
気付けは、夕方になっていた
こうして、本を探すという用事に没頭して
(やる事をみつけて)
8/2は終わるのであった