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読書ブログ

夢のなかで、体長8mくらいある鯉の体液を全身に浴びたんだけど、そのにおいがまだ消えない。生臭いような乾物くさいようなこのにおいが、夢の残滓なのか現実のものなのかわからない。
小林よしのりの『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』が出たのは1995年か。いま読むと牧歌的ですらある。この本には「差別用語自主規制とか、これからは機械的に言葉狩りするんじゃなくてちゃんとオープンに議論していきたいね」っていう希望が感じられる。17年経過した今、まだまだ単語レベルで判断する機械的な言葉狩りは存続しているし、加えて自己批判ゼロの超カジュアルな差別発言もまったく減る気配がない。どっちも改善されていない。正直、もはや法的に差別発言を取り締まらないとダメなんじゃないか、という気さえする。

でも今回の大震災後は在日外国人の無差別殺傷事件とかは今のところ起きてないし、88年くらいたてば人間は進歩するのかもしれない、と思おう。