私は、このブログで過去2回花田優一を取り上げた。1回目は、彼が修行していたイタリア帰り直後でストイックに靴づくりに専念していた頃だ。親のお金を湯水のごとく使って、バカ話をバラエティ番組で晒すバカ2世たちにウンザリしていた私にとって、「靴職人」という新たに息子のブランディングに成功した賢母花田景子に感服したものだった。しかし、2回目に彼を見た時は、自分の立ち位置を完全に勘違いして、「靴職人」という肩書あっての自分の需要を完全に履き違えていた。(靴職人だけに・・・すみません)
そして「金曜日のスマイルたちへ」に出演した彼を興味深く視聴したのであった。もう、なんだかなぁ。とんでもない人間になっていたのにはビックリした。バカ息子代表は、何と言っても長嶋一茂なのだが、長嶋一茂に対して不快感を感じた事は一切ないのである。それは、大らかに育てられた育ちの良さと「自分はバカ」という自覚の元に話をする高校、大学時代の楽しい話の数々。そして、彼自身が、一般人とは違う生き方のスタンスを持っていても首尾一貫した生き方をしているから、それが世の中に受け入れられたのだと思う。
今回、花田優一は、ワイドショーや週刊誌で批判された事を受けて、「本当の自分」を知ってもらうために出演したようだ。だから前回「金スマ」に出た自分は、「良い子でいなくちゃいけないと思っていた当時の自分は、本当の自分ではない」という位置づけであった。千葉県にある優一の一戸建ての工房に訪れたTBS駒田アナと最近ワイドショーでコメンテーターをしている野々村有紀子の二人に合うなり、チャラい感じで、「ワイドショーで見てましたよ」と宣戦布告する優一。野々村も、「ワイドショー見てる暇あったら、靴はよ作れや」と応戦する。優一は、駒田アナに対して、「イジリが雑や」「靴、ちゃんと作っとるわ」とか、なんで関西弁なの?まず東京の人間が下手な関西弁を使っているのを見るのも不快だし、年齢が年上の駒田アナに何を突っ込んでるのかな。白い壁には、黒い筆で、「頂点に立つ」「いつか分かってくれる日が来る」「クソ~~~」といくつもの落書きが書いてあり、彼の頭の中で描いている理想と現実のギャップで苦悩している様子が伺える。
視聴者にとって不快感を感じるのは、下手な関西弁だけではない。彼の話の辻褄が全く合わないのだ。週刊誌にイタリア人の師匠が「優一はオレの弟子ではない」と語ったと書いてあったが、その師匠から電話があり、イタリア語で「そんな事は一言も言ってないよ」と電話があったと語っていた。イタリアの田舎に住む靴職人の老人(情熱大陸かなんかで見た)が、日本の週刊誌なんか読むかね?日本語なんか分かんないし。親から一銭も出して貰っていないから車は全部ローンを組んだと言っていた。立派だな、優一。しかし、一戸建ての工房と自宅の2軒の家屋を所有(賃貸)し、ウオークインクローゼットには、50着以上のオーダーメイドのスーツやブランドのグラサンなどが並ぶ。なぜオーダーするかというと、「オーダーする人の気持ちを知るため」とかサラッと言っちゃう優一。「納期を待ってる人の気持ちが分かるやろ」という野々村に対して、「納期ってなんなんですか?納期を守って劣悪な物を納めるより、納期を遅れて上質なものを納品したい」と切り返す優一。「ふ~~ん、確かにそうだな~~」ってアンタ、流れるような詭弁にあやうく騙されそうになった私。優一の嫌な感じは、一見、真っ当に聞こえるが、そのほとんど自分勝手な自己弁護でしかないという事を、本人が知ってるのか知らずに発言しているのか分からないが、とにかくツッコミどころ満載で聞くに堪えないのである。
途中、室井佑月とのバトルが少し話題にもなったが、低レベルの言い合いなのでどうでもいいのだが、視聴率のためにあんなものを垂れ流すTBSにもイラっとしたな。ただ、「ワイドショーで取り上げて人格を否定される・・・」と言った優一の発言には、幼い頃からワイドショーに追いかけられた家庭で育った苦悩みたいなものも理解出来た。ただね、世の中からツッコまれるような生き方をして、それをメディアに自ら晒すから叩かれるんだけどね。花田家とワイドショーは、視聴者からみればギブ&テイクの関係に見えるのは私だけかな。室井が「小バカにされてる感じがする」と涙目で訴えていたが、室井が小バカにされているのではなく、優一は、世の中を小バカにしているのだ。それは、まだまだ熟達していない優一の靴に、数百万(チップ込み)をさっと出して注文をする往年の大相撲ファンたちが、若い彼を勘違いさせたに違いない。そりゃ、二十歳すぎの青年が、突然そんな状態になれば、「世の中ってチョロいな」と思うのは当然だ。今、行く道を迷っているように見える、貴乃花親子。下手に独立などせず、賢母(策士)河野景子の傍に居た方が二人とも幸せになると思うのは私だけか・・・。