「つい、買ってしまった」の裏にあるマーケティング技術
他人を動かすのは難しいですよねぇ~。他人と過去は変えられないなんて言いますが
何もしないで売れていく商品なんて今どき皆無でしょうから、購買行動を起こしてもらうにはやはり何かせねばならない
そんなことに頭を悩ませている人は少なくないはずです
STEP01:気づかせる
STEP02:考えさせる
STEP03:行動させる
メッセージを効果的に伝えるためにはどのようにしたらよいかその効果はどのように証明できるのか
一瞬、頭でそんなことができるんだろうかと思いながら、なるほど、そんな手があったのかって
HOOK(フック)をかける技術、ヒトの行動はある程度の方程式が存在し、それらを上手に活用することによって
振り向いてもらえることだってあるんだから、これは知っておかねばならないって思うわけで
決してマーケティングだけではなく、言うことを聞かないお子さんに頭を悩ませている親御さんや、こっちに振り向いて
欲しいって思う恋の悩みをお持ちの方など、人は一人では生きていけませんから、どんな場面にでても活用できる
なかなか読んでいて面白い内容だったのではないかと思いました
#HOOK 1:プリミティブにする
#HOOK 2:感情をわしずかみにする
#HOOK 3:わたしのこと?と思わせる
#HOOK 4:サプライズを駆使する
#HOOK 5:ミステリー要素を加える
#HOOK 6:ハードルをとことん下げる
#HOOK 7:物語のなかを歩かせる
#HOOK 8:記憶にこびりつかせる
#HOOK 9:思考回路をショートカットさせる
#HOOK 10:プライミング効果を駆使する
ちなみに、職場における効果的なコミュニケーションの方程式は
好かれる巻き込むナッジでうながす
ナッジとは、行動科学や行動経済学の分野では、人々がより良い行動を選ぶよう促すことなどを表す用語で
こっちのほうがいいぞーって促してあげるみたいな、私たちは知らず知らずのうちに自分で選んでいると思いきや
こうしたプロモーション、マーケティングの技術により選択させられているのかもしれませんが
なんでもいいぞって言われたら優柔不断な人はなかなか決め切れないわけで、あと少しのタイミングでそっと
背中を押してあげる、今ではそこまでマネージドができてしまうんですね
人の心は決して気まぐれなわけでなく、ある程度の法則性があり、それに乗っていけば結果がある程度出てくる
未来に何が起きるか分からないけど、過去を分析し、自分にできることを把握し、それらを掛け合わせて
何ができるのかどういうことが起きるのかある程度であれば未来は予測可能で、その仮説に基づき設計していくことで
自分の思う購買行動を人々が起こしてくれるようになっていけるんじゃないでしょうか
あれも知らず、これも分析できず、何をやったらいいのかわからない自分の人生ですから自分で決めなって言われそうですね
人間観察が趣味だっていう人にたまに遭遇しますが、確かに人間研究は面白いですね
脳のことはまだまだ解明されていないことも多く、コンピュータに取って代わられるようでもないですから
この本の帯にもある「つい、買ってしまった」を解析できれば、いやぁ、なかなか興味深い内容でした
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