※実践投入した話はこちら→界放祭で使ってチューニングした話
例年の新シリーズスタートから1ヶ月遅れた5月。
契約編 第1章 ファーストパートナー
が、ついに発売されます!
今回のシリーズは新ギミックである「契約カード」が登場。
なんとゲーム開始時から手札に確定で1枚持つことが可能であり、今までの同コスト帯よりもかなり強い能力を持っています。
その分デッキには1種類までしか入れられませんが、最初から最後までデッキの核となりバトルを支えてくれるカードです。
さらに創界神や世界ネクサス初出時とは異なり、1章の段階で全色に用意されており…
つまりそれは黄色も新しいデッキが作れるということ!
黄に用意された系統は【金雲】
相棒の効果は条件付き手札増強と踏み倒しという黄っぽい効果。
この鳥を中心とした金雲デッキ、だいぶカードも出そろったのでいつも通り早速印刷して回してみました。
【金雲】
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220516/00/gorikaitogokyo-ryokuwo/ce/c1/j/o3205230115118553332.jpg?caw=800)
■採用したカード雑感
▼新規カード
・プム 3
毎ターンのネクサス対策を担うミラージュが便利。
LV1の効果しか消せないが、世界ネクサスや火山を消すことで相手の妨害を防いで動きやすくしてくれる。
フィールドではBP負けも含めて除去されるとライフを増やせる。
LV1から発揮されるので2~3枚目は踏み倒しついでに出してブロッカーに回したりするとよい。
・アナザー・ペンタン 3
最新のペンタン。
召喚するだけでカウント+1と1ドロー。
プムがセットされていればドローと共にネクサスの効果を消せる。
金雲の召喚時ドロー持ちは現状これだけなので、踏み倒しのお供にも最適。
・蠱惑姫ミズア 3
召喚時に創界神も含めた相手のネクサスすべての効果を消してくれる。
シンボルこそ消せないものの、黄のネクサス対策としては破格の効果。
メインステップではフェニルの効果を再発動できるのでこのスピリットが来るとカウントと手札の増加が一気に加速する。
破壊時には手札に戻るため召喚時の再発揮も狙えるという詰め込みすぎな1枚。
しかも3コスト2軽減。
黄のネクサス対策として今後も重宝されるであろう非常にパワーの高いカード。
・相棒鳥フェニル 3
初手に持てる相棒カード、黄はコスト3。
除去されない限り毎ターンカウントと手札を増やしていく危険な鳥。
カウント増加時の踏み倒しは色指定のみで系統指定なし&召喚時効果も発揮される非常に強力な効果。
序盤は小型を踏み倒してコア節約、終盤は大型を踏み倒して並べて攻めるなど、最初から最後まで大活躍。
この鳥をいかに毎ターン維持するかが重要になる。
・堕天使リクス=テトラ 3
金雲の除去カードその1。
カウントの増えやすさからアタック時ではBP10000~15000くらいを除去できる。
LV2にすれば無条件でカウントを+2できるので、除去範囲を広げたりフェニルの踏み倒しに繋ぐことも可能。
・カンムリグリフォン 3
契約煌臨を持つ金雲の除去カードその2。
煌臨条件から、基本的にはBP14000まで破壊できる状態で登場することが多い。
煌臨時の除去も重要だが、一番重要なのは魂状態になったフェニルをフィールドに引き戻せること。
フェニルをフィールドに戻しながら相手のアタッカーを除去し、自分のターンを迎えられると理想的。
・白雲鯨ピュセーテール 3
消滅未対応の単純な破壊後バーストで、効果は手札からの踏み倒し。
アナザーペンタンでドローしたり、プムを出してブロックさせライフ回復に繋げたりできる。
これだけだとちょっと弱めのバーストだが…
効果によりバウンス後バーストとして機能することや自身の効果で再セットできることから発動機会が多く結構やっかい。
攻めと守り、どちらでも活躍してくれる。
・フェニックスプリンセス・フェニル 3
フェニルが成長?した姿。
カウント6を必要とするもののヤケクソみたいな煌臨時効果でとんでもない手札補充と展開を行える。
自ターン煌臨のため魂状態のフェニルをメインステップ時にフィールドに戻せるので、
煌臨後はさらなる手札補充とカウント+2が期待でき、これによりOC8を満たせる。
展開したスピリット群を引き連れてなだれ込むのが勝ち筋となる。
煌臨時が強制発揮なところがちょっとマイナス。
・テランの丘の天地繋ぐ星柱 2
金雲ネクサスその1。
配置時に無条件でカウントを増やせるので、フェニルの踏み倒しを起動するのにちょうどいい。
相手に創界神があればコアを除去しつつさらにカウントが増える。
LV2効果は維持コア1個と軽いくせに自スピリットが除去されたらライフを回復してくれる。
重複可能、回数制限無しなので横展開する金雲デッキでは発揮機会が多い。
転醒を使わない黄のデッキに創界神対策として入れてもよさそうな良ネクサス。
・雲海にそびえる翼遺跡 3
金雲ネクサスその2であり、相手のカウントが4以下の時に耐性を持つサイクルの1つ。
金雲対象の桃幻郷であり、強制発揮ではあるもののカウント増加にも変更できるので小回りが利く。
LV2効果はカウントを増やさないデッキにおいては突破することが難しいアタックロック効果。
デッキによってはこの1枚でメインアタッカーが機能停止してしまう可能性もある。
カウントを増やされてしまうとLV2効果は発揮すらできなくなるので、契約編デッキが増えてきたら抜けるのかもしれない。
・クラウディブロウ 2
バーストは金雲を召喚することでライフを増やせる効果。
金雲が手札にない場合はライフ回復ができないのでバースト自体は安定性に欠ける。
フラッシュ効果はシンプルな除去に加え、カウント6以上なら契約煌臨踏み倒しを発揮。
ソウルコアがトラッシュにあっても煌臨できたり相手のターンにフェニルを煌臨してブロッカーを展開することもできる。たぶん。
ただしバーストも含めて手札の状況に大きく依存するしフル軽減でも2コストかかるので思ったより使いづらい印象。
・サンクティファイドライト 1
ウィッグバインドの再来と騒がれた1枚。
カウント6以上で黄の契約スピリットがいれば4コス3軽減の軽量マジックとなる。
魂状態では条件を満たせないところがちょっと不便。
プリンセスフェニルのアタック時に使って手札とブロッカーを封殺するデザイン。
アタック制限はできないことから防御時に使っても煌臨を妨害するくらいしかできないところは残念。
黄魔神を入れたため1枚でいいだろう…って気でいたけど、
プリンセスフェニルが割と早く出せるのでその際に引けてないことが多かったこともあり増やした方が良さげ。
▼旧カード
・凶神獣カオス・ペガサロスRev 3
好きだから入れた。
防御札兼トラッシュ回収として。
ちょっともったいないがフェニルの効果でカウント増加時に踏み倒してライフを増やしにいってもいい。
・星霊黄龍ファンロン 1
黄起幻では難しかったカウント5を簡単に準備できるようになったのでCブレイクのチャンスが増加。
さらにフェニルの効果で踏み倒すこともできるため、カウント8になった瞬間踏み倒し→Cブレイクに繋げられるように。
サブプランとして忍ばせておくとよさそうな1枚。
・黄魔神 2
金雲は全体的に打点が低いわりにアタックステップ終了効果への対策が無く、アレックスや絶甲を超えられない。
加えてプリンセスフェニルを最大限利用するにはマジックが必須となるため、マジック回収&打点の黄魔神をIN。
・跪いてエブリワン 2
黄の汎用防御札として。
黄魔神で拾えることに加えてフル軽減1コストで撃てるのでプリンセスフェニルのアタック時に無理なく撃てる。
■動き
フェニルを中心にカウントを増やしながら手札を整え、踏み倒しにより展開。
息をするように相手のネクサスを無効化して妨害しながらバーストの鯨も含めた波状攻撃で相手のライフをいくらか削り、
最後はプリンセスフェニルで大量展開をして詰めにいきます。
▼序盤
フェニルを召喚して手札補充とカウント増加をスタート。
とにかくフェニルが除去されないで2ターンは生き延びてくれることを祈る。
カウントが3以上になればカンムリグリフォンの煌臨が可能となりフェニルが除去されても引き戻せるようになるので、ペンタンやテランの丘、リクステトラを使って全力でカウントを増やしに行く。
▼中盤
多少の損失はプリンセスフェニルで取り戻せるので鯨をセットしリクステトラやプムなどで玉砕覚悟で1~2点を削りにいく。
テランの丘は可能な限りLV2にしてライフを回復できるようにしておくと生存率がグッとアップ。
カウントが8を超えた場合、フェニルの効果でファンロンを踏み倒してCブレイクしちゃってもよい。
▼終盤
フェニックスプリンセス・フェニルを煌臨。
黄魔神を合体させて打点増強&落ちていればアタック時にサンクティファイドライトを回収し、即座に撃って相手を封殺しながらライフを削り切る。
煌臨時に3コストを複数展開しておくと相手にエブリワンを撃たれてもライフが狙えるので相手が黄色なら意識しておくといいかも。
とにかく手札を補充しながらカウントを増やし、踏み倒しで黄特有のコア不足をごまかしながらガンガン展開していくデッキです。
それらを担うのはフェニルであるため、フェニルが維持できるかどうかで本当に速さが変わります。
フェニルがずっといれば毎ターンすごい勢いでカウントと手札が増えあっさりとファンロンが出てきたりする。
逆に序盤にフェニルが除去された場合、再度フィールドに戻す方法は限られているので動きが一気にもたつく。
残る未公開の4コストスピリットが他色にあるようなC条件なしの自ターン契約煌臨だといいな…
金雲以外のカードを入れるとフェニルのオープン効果が外れる可能性が上がるが、
防御札やパワーの高い大型スピリット等、金雲に足りない要素は多いため補強のためのカードも入れたく、その配分調整も課題。
今回は32:8の金雲4/5状態で試したけど、案外外れないなーという印象。
ゼロカウンターに弱い、耐性への対策がない、ネメアーレオ増えそうだけど踏みまくりそう…
相手の妨害を受けないカウント増加を狙えるマリキャッツォやコアブができるラルヴァンダードも試してみたい…
などなど、これから考えていくべき課題や試してみたいことも盛りだくさん。
しかしとにかく…
めっちゃ楽しい!!
既存のデッキを余裕で圧倒するほどのパワーは持ってないですが、
確実に以前より高くなったパワーと新しいプレイ感覚で動かしていて楽しすぎます。
おそらく【金雲】は契約編を通して黄で使われる系統なので今後も拡張されるであろうこのデッキ、
発売されたらすぐに組んでじっくり使っていこうと思ってます。