和希は今何してるかな。
そう思った。
下の売店に行った。
そこにたまたま和希の母がいた。
父が少し話をしている。
「元気らしいよ。早く遊べるといいね。」
そう言ってくれた。
子供ながら少し安心した。
4
高校‐昼休み
「りょーう。ちょっといいか~。」
先生に呼ばれた。
授業に遅れそうだから、作文を始めておくようにみんなに伝えてほしいとのことだ。
相変わらず、友達は書き始めれないようだ。
結構時間をかける。
作文は成績に結構入ってくるからだ。
選ばれれば他のより少し点が高い。
もちろんそんなことはどうでもよかった。
戻り~
「あんたは先生が銀行強盗して来いっていったらするの?」
僕は先生に大声で怒鳴られた。
僕だって、やっていいことと悪い事くらい区別はつく。
悪がきに命令されてやっただけでそんなことを言われた。
殴られたくないからやっただけだった。
帰ってくると、和希が来ていた。
とっても嬉しかった。
久しぶりにゲームができる。
「久しぶり。元気だった。」
僕はきいた。
「病院の中だけどね。元気だったよ。また遊びたかったしね。」
そう言ってくれた。
2時間くらいゲームして遊んだ。
母が迎えに来た。
「また遊ぼうね。」
そう言って別れた。
和希は病院から遊びに来てくれたらしい。
今が一番調子のいい時期で、いつ体調を崩すかわからないから母が連れてきてくれたらしい。
後で聞いた話だけど。
少し急いでいたのか、和希はゲームのカセットを忘れて行った。
「今度返しに行こうね。茉那(妹・まな)のお見舞いするときね。」
父がそう言った。
返しに行く日そんな大変なことになってるなんて、この時は思ってもみなかった。
また書きます。