荷物は預かってくれるというので問題は無く、早速街にランチを食べに行く事にした。
石畳の狭い道路が無数に入り組んだフィレンツェの街は綺麗な碁盤の目のような作りとは違い、道があらゆる方向に斜めに走っていて非常にわかりにくい。
油断していると何度か同じ通りに戻ってきてしまう。♪(´ε` )
どこか良いお店はないかとしばらく街の中を徘徊し、いつものように直感で決める事にした。
と言ってもイタリアではほとんどが同じようなお店ばかりなので、お店の雰囲気でいつも決めるようにしていた。(~_~;)
どこか良いお店はないかとしばらく街の中を徘徊し、いつものように直感で決める事にした。
と言ってもイタリアではほとんどが同じようなお店ばかりなので、お店の雰囲気でいつも決めるようにしていた。(~_~;)
ヴェネチアでもそうだったが、このフィレンツェでも道路や広場に設置された、いわゆる街頭レストランが街の至る所にある。
どうせなら一度外で食べてみようと、良さそうなお店に入ってみた。
いつものようにビールを頼み、英語メニューがあったので美味しそうな物を適当に注文してみた。
味は申し分無し、フィレンツェの街頭レストランでこのような素敵なランチを食べられるなんて、本当に贅沢な気分である。♪(´ε` )
街の道路にある街頭レストランは、どこか私の故郷福岡の屋台を連想させ、親しみが湧いてくる。
ランチの後一度ホテルに戻り、フロントでフィレンツェの街の地図をもらった。
トスカーナ州の州都であるこのフィレンツェは、アルノ川によって街を南北に分けられ、街の主要な機能はほとんどがその北側に集中している。
ところでそもそもこのフィレンツェに来たのはかの有名なピサの斜塔が見たかったからであり、その拠点として訪れたこの街に関してはほとんど何の前情報も無かった。
そんな中で行ってみたい場所が二つあり、一つはこのフィレンツェの街を一望できるというミケランジェロ広場、そしてもう一つはアルノ川に架かる五本の橋の中で最も古い、有名なヴェッキオ橋だ。
ヴェッキオ橋はホテルから歩いて行ける距離だったので、まずそちらに行ってみる事にした。
フィレンツェの街並みを観ながら10分も歩くとアルノ川に出た。
ヴェッキオ橋は橋の両脇が金銀細工の店や宝石店などで埋め尽くされた独特の作りをしていて、川に架かっていなければそれが橋だとは到底わからないようなユニークな外観をしている。
ヴェッキオ橋は橋の両脇が金銀細工の店や宝石店などで埋め尽くされた独特の作りをしていて、川に架かっていなければそれが橋だとは到底わからないようなユニークな外観をしている。
橋桁が無ければまるで雑居ビルのようだ。
アルノ川の北側からこのヴェッキオ橋を観た後、実際に渡ってみるとそこが橋の上だとはとても思えない程、沢山のお店や大勢の人で賑わっている。
この橋に行った後そのあまりの個性的な作りに興味を持ち、色々な情報を集めてみたのだが、橋の構造や歴史がわかるうちに益々この橋が魅力的に思えてきた。
「古い橋」の名前の通り、アルノ川に架けられたフィレンツェ初めての橋であるこのポンテ・ヴェッキオは最初の建設から河川の氾濫などにより何度か建て直され、現在のヴェッキオ橋は1345年に再建されたもの。
今からおよそ670年も昔に作られた橋がまだ元気に使われているなんて凄い!
その後の第二次世界大戦で、連合軍がイタリアに上陸した時、ドイツ軍が敵の侵攻を防ぐ為にアルノ川に架かる橋を次々と破壊したそうだが、このヴェッキオ橋だけは何故か壊さずに残している。
その理由はいまだハッキリしないらしいが、このポンテ・ヴェッキオがあまりに魅力的で壊すのが惜しかったからではないでしょうか?♪(´ε` )
なんだか考えるだけでも楽しくなってきます。
そしてこのヴェッキオ橋の東側の商店街の二階は実は総延長約1kmの回廊となっている。
二階が回廊
これは「ヴァザーリの回廊」と呼ばれ、当時フィレンツェを支配していたメディチ家の人間が、ウフィツィ美術館 (当時は政庁舎だった) からピッティ宮 (自宅) まで移動するのに使われていた秘密の通路なんだとか。
それからアルノ川の最も川幅の狭い所に架けられた全長85mのこの橋の中央部分は東西に開かれたテラスになっており、アルノ川を見渡す事が出来る。
凄い人混みの中なんとか写真を撮り、アルノ川の南側をしばらく歩き回ってみた。
ヴェッキオ橋から少し離れると人通りは急に少なくなり、またアルノ川の南側のエリアはフィレンツェの住宅街のような感じである。
さて地図を片手にウロウロしてたら疲れてきたし、ここらで少し休憩しようかな?
つづく
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