東北紀行 Vol.11 良き師 八甲田 | 人生を楽しむ為に!

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トレーニングの記録や旅日記。
冬はスキーや温泉の記事なんかも。
パワーリフティング、ウェイトリフティング競技経験あり。
アメリカゴールドジムでウィダートレーニングメソッドを習得。
現在は仕事と健康の為に日々トレーニングに励んでいます。

麓に辿り着くと、疲労感と安堵感、そして達成感などが込み上げてきた。

それにしても噂には聞いていたが、それ以上、まさかこれほどとは。
(;゜0゜)

これはもはやレジャーやスポーツとしてのスキーなどでは無く、まさにサバイバル。

麓まで無事に帰って来たものの、この八甲田の大自然に完全にやられた!という感じだ。(-。-;

しかし初めてのチャレンジだし、一度も転ばず麓まで降りて来られただけでもよしとしないと。

とにかく一度休憩、山麓駅にある渋い食堂に入ってみる事にした。

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食堂に一人いるおばちゃんにオススメは何かと尋ねたら、青森焼き煮干しラーメンだと教えてくれた。

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見た目は普通の醤油ラーメンみたいだが、焼き煮干しの出汁が効いていて凄くパンチのある味わい。

酔っている時や二日酔いの時に食べても間違いなく美味しいに違いない。(¬_¬)

あの健さんもこのラーメンを食べたのだとか!食堂の前で写っている健さんの写真もありました。(;゜0゜)

健さん、オイラも同じ北九州からはるばるこの八甲田山に来ましたぜ~!
♪( ´θ`)ノ

食べた後、食堂のおばちゃんからしばらく地元のお話をしてもらい、初めて食べたこのラーメンのコストパフォーマンスがさらに高くなった。^ ^

そして二回目のロープウェーで再び山頂へ。

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山頂付近の天候は相変わらず、しかし一度滑ったという自信からか、最初の一本目に比べると精神的にはかなり楽だ。

先ほどとは少し違うルートを辿ると、いきなり急斜面の連続!すぐに脚が悲鳴を上げ、バランスをとるのがやっとの状態。

スキーが膝まで埋まってしまい、ターンどころではない。

切り替えでスキーを強烈に踏み付け、リバウンドを利用して一気に向きを変えるしか無い上、滑走中スキーがズレないので方向やスピードをコントロールする事が極めて困難。

こんな難しい条件下で滑った事があっただろうか?(~_~;)

急斜面をなんとか乗り切り、麓の緩斜面に降りて来た時には脚はもはや限界で、油断したのもあり、バッタリと転倒!

今シーズン初ゴケ!ついでにしばらくそのまま横たわって身体を休めていた。

しかし立ち上がろうとしたら身体もスキーもズブズブと湿雪に埋まり、なかなか起き上がれない。

そんな馬鹿な!?と思ったが、実際本当に身動きがとれない。

スキーを外すのは屈辱的だし、これも良い経験だと思いなんとか必死に起き上がった。

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麓の緩斜面

山麓駅に戻るともはや滑る元気は残っていなかった。

山頂駅にいる時にガイドの方から聞いたのだが、そのツアーのメンバーは麓まで降りるのに二時間かかったそうだ。

そう考えると私は山頂から麓まで約30分、初めての八甲田チャレンジにしては上出来かな?と考えるようにした。

「もう一本、そこがスキーのやめどころ」というのは私がスキーを始めた頃の有名なキャッチコピーだ。

酒もそうかもしれないが。(~_~;)

八甲田山を制覇した!には程遠いが、それはまたの機会にとっておく事にし、無理せず今回はこれで引き上げる事にした。

今回初めてのチャレンジは、八甲田の大自然に完敗だったが、十分に満足出来るものになった。

これでまた更に上手く、更に強くなれる。

この八甲田が更なる高みへと引き上げてくれる。

いつの日かこの八甲田山を縦横無尽に滑り倒したいもんだ。

さて、闘いの後は温泉でまったりしましょうかね。♪( ´θ`)ノ