オアフ島ではほとんどワイキキ周辺に限定されるが、様々な旅行会社が運行しているトロリーバスが走っていた。
バスはほとんどが窓無しのワンマン電車みたいなタイプの物で、ハワイの空気を肌で感じながら景色を楽しむ事ができるようになっている。
ルートは2、3コースしか無くて、ワイキキ周辺だけをぐるぐる回るだけのもの、アラモアナやアラワイヨットハーバーをぐるりと走り回るものがほとんどだった。
ワイキキにあるJTBのデスクカウンターに行って尋ねてみると、ツアー参加者以外は有料になるとの事だったが、私が良くこの旅行会社を利用している記録が残っていたらしく、無料でパスをくれた。
以前に書いた、ハワイのThe Busを基本的に利用していたのだが、通っていたゴールドジムがアラモアナにあったので、少し時間はかかるがたまにこのトロリーバスに乗ってハワイの風に当たりながら景色を楽しんだ。
また用も無いのにこのトロリーバスに乗って、ハワイの空気をツマミにビールを飲んで楽しんだ事もある。
主要箇所にしか停車しないから、気分次第で色々なところで降りてはその周辺をブラブラ歩き回ったりしていた。
そして自分の直感だけを頼りに、良さそうなレストランやバーなどを物色した。
ところでオアフ島は狭いのか、バスやレストランでゴールドジムで知り合ったトレーニング仲間と良く遭遇した。
決まって笑顔で挨拶してくれる。
でもさすがにこのトロリーバスにはロコの人間は乗っていないけどね。
オアフ島に来て二週間もすると、あたかも自分がこの島の住人であるかのように自由に動けるようになり、もはや日本に帰る事などは頭の中から消え去っていた。