今週も月曜日にMちゃんからメッセージがあった。

 

判で押したように月曜日だな。

 

 

 

 

「こんにちは(*^^*)✰ 元気ですか?」17:56

 

「こんばんは。 もうそろそろメッセージが来る頃だと思っていました。

 今日も歯医者を無事終えました。

 でも明日は月末なので、一か月間の支出を計算して来月の予定を立てなければなりません。

 明日の決算が済むまで、返事はちょっと待ってください。

 なるべく早く逢えるように考えていますから💛」

 

 

 

「こんばんは✰」

 

「こんばんは。 起きてた?」

 

「おきてますよ(*^^*)」

 

「ポケモンゴーのアプリをダウンロードしたから、今度会った時に教えて下さい」

 

「了解です(*^^)v」

 

「楽しみにしてるね💛」

 

「楽しみですね(*^^*)」

 

「うん、もう硬くなってる」

 

「薬が効いてるみたうぃですね(*^^*)」

 

「Mちゃんからのメッセージだけで俺には充分薬なんだよ。」

 

「またお薬だしますので逢うまで硬いのを維持させていて下さいね(*^^*)」

 

「Mちゃんのそういう機転が利く返答がイイね。

 なかなか腕を上げたな

 ああ、ますます硬くなってきて、いつものようにガマン汁が出てきちゃっうよ。」

 

「早めの治療をしなければいけませんね(*^^*)」

 

やや時があって

 

「まだ、起きてるの?

 それなら電話で話そうよ。」

 

「今からシャワーして寝ますね☆」

 

「電話OKかな?」

 

「すみません(*´ω`*)」

 

「ああ同時にメッセージしてしまったようだね。

 電話は又に機会にしようね。💛」

 

「はい✰」

 

「了解💛」

 

 

 

火曜日 18:48

 

「こんばんは雨降ってるね。」

 

 

21:41

 

「まだ寝てるの?」

 

「ご飯食べてました✰」

 

「えへへ、そうだったん

 まだ雨降ってる?」

 

「どしゃ降りです✰」

 

「そうか。 ところで明日はお時間あいてますか?」

 

「あいてますよ☆」

 

「じゃあ会ってくれる?」

 

「大丈夫ですよ(*^^*)」

 

「1時でいいですか」

 

「了解です✰」

 

「さあ、これからはエロいトークです。いいかな?」

 

10分くらいのj時間があって

 

「忙しいなら返信しなくてイイよ。

 じゃあ明日午後1時にいつものところでねー。

 雨と数が強くなるそうだから気をつけて下さいね。」

 

やや時間があって

 

「お茶碗洗ってました✰ 

 了解です(*^^)v」

 

完全にMちゃんにあしらわれているなという会話だった。

 

 

 

朝10:58

 

「オハヨー💛」

 

「おはようございます✰

 今から準備しますね(*^^*)」

 

「今日観るDVDをレンタルしてきたよー。」

 

この会話の前にメッセージでMちゃんの映画の趣味を聞いておいた。

アクション映画が好きなのは知っていた。

ワイルドスピードが好き、と言っていた。

また、感動するものですとも言っている。

 

そこで前日インターネットで検索しておいた。

 

感動できるアクション映画。

そもそもアクション映画自体をあまり観ないので知らない。

そういう時はインターネットに頼る。

 

ある評論家のページにあたった。

そこでその人のベスト10のアクションで感動できる映画をいくつか書き留めてGEOで2枚レンタルした。

 

車をコインパーキングに止めて電車に乗った。

 

「今、電車乗った('_')💛」

 

「雨ふっているので、足もと気をつけて下さいね☆」

 

「降ってるの? 

 こっちはやんでる。電車の中だけど。

 そろそろエロトークいいかな?

 

 電車の中でエロいトーク。

 こういう行為が興奮するんだよなー。」

 

 

続けて

「(*´з`)」

 

Mちゃんからは

「雨ふってます✰今から出ますね☆笑」

 

「(-.-)」

 

 

DVDを借りる前に市役所に行って障害者手帳の更新の手続きをしてきた。

その後で40歳以上が無料で受けられる「特定検診」の受診券を失くしてしまったので、保険年金課で再交付を受けた。

 

こういう事はよくある。

確かに5月ごろに郵便で受け取って、その時に今はコロナで検診を中止しているのを知っていたから、引き出しにしまっておいた。

それがどこかへいってしまった。

 

ここに置いていても忘れるな。と思って受診の時に持っていく小さなカバンの中に入れておいたと、ずっと思っていた。

 

だから引き出しもカバンの中も何度も探したが出てこない。

こういう事がよくあるのだ。

これも病気のせいかな。

こういう性格なのだな。

色々と思う。

 

駅に着いて待ち合わせ場所に向かう前に、時間があったのでユニクロを覗いてみた。

 

冷感マスクを売っているかとチェックするつもりだったが、ついこの時期に重宝するであろう薄手のUVカットパーカーを見ていた。

ちょっと雨が降ってきて涼しくなった時に着るようにと考えていた。

小さく折りたたんで握りこぶしくらいの大きさの小さな袋に畳める。

 

 

そんなことをしていたら冷感マスクのことなど忘れて、待ち合わせ時間に近くなっていた。

いつもMちゃんは15分前に到着する。

それまでに行かなくちゃ。

そう思ってデート場所に向かうと信号待ちをしているMちゃんがいた。

 

つい大きな声で呼んでしまうところだった。

Mちゃんは目立つことが嫌いだ。

私と居る時は年の離れたカップルである事を隠すようにしているので、近づいてから小声で呼んだ。

 

「ああ」

 

と私。

 

「今日はどこに行く? 中華なんてどう?」

 

「どこでもいいわよ。」

 

どこでもいいは無いと思ったが

 

「じゃあ東口に回ってそこから少し歩くけど人が少ない店がいいよね。

 その前にユニクロに寄っていかない? こないだスカートのファスナーが壊れたと言ってたでしょ。 ユニクロにも少ないけどスカート売ってるみたいだよ」

 

最初は遠慮していたが東口に回る途中にユニクロがあるので寄ることにした。

 

もちろんMちゃんはユニクロ・バージン。

初めてのユニクロだった。

 

「こんなのを売ってるんだ。」

 




私とのデートの時はブラウスにスカートと決まっていた。

去年の夏に初めてワンピースを着ている所を見た。

だいたいいつも服装は決まっていた。

ユニクロに行ったことが無いというのは、よほどリッチなのか、それとも世間知らずなのか?

 

そこでMちゃんは入り口近くにディスプレイされていたUVカットの薄手のカーディガンに目が言ったようで、それを探した。

見つからずに店員に聞いて、同じ商品の展示スペースに案内してもらった。

かなり迷っていたようだったが私が強く薦めてアースカラーのカーディガンを買ってやった。

 

1290円+税。

これでMちゃんは満足なのだ。

可愛いものよ!

 

東口に着いて店に向かった。

 

 

Mちゃんはとにかく目立たないように人気の少ない店の目立たない席を好む。

その店には個室があるのを確かめていたので、そこならMちゃんもゆっくりできると思ってそこを選んだ。

 

昔はデパートであったろうと思われるそのビルは、今は家電量販店になっていて上の階にレストラン街がある。

駅から数分歩くだけでその目立たない店があった。

 

今日も生ビール2杯をとりあえず注文してメニューを見てお腹を満たせるものを注文する。

私はそんなに食べないのでちょっとしたつまみで充分だ。

 

最近薬の副作用で口の中が渇くのでビールが進んだ。

精神薬の副作用としては、口喝はよくあるしょうじょうなのだ。

 

 

今日は私が3杯なのにMちゃんは2杯で終わってしまった。

昨日のメッセージのやり取りからして、いつもよりクールなMちゃんは今日はもっとクールだった。

 

向かうホテルは決まっている。

DVDプレーヤーを貸してくれるホテル。

ここなら本当に観たい映画を二人で観られる。

VODだとその時に配信されている映画しか観られない。そこがちょっと違うんだな。

 

いつものように彼女はストッキングを脱いでいいかしら、と聞く前にもうスカートの中に手を入れて脱ぎかかっている。

いいとも。

私も早く靴下を脱ぎたい。

 

そして彼女は風呂に湯を張る。

 

その後はいつものようにするだけ。






 

ゆっくり彼女の背後にまわり…

 

以後自主規制。


今日も彼女が選んだシースルーの白い下着だった。


彼女もやっと私の趣味にあう服装を覚えてくれたようだ。




 

全ては「ゆっくり」と「激しく」を繰り返しながら、徐々に自由な姿になっていく。

 

絡み合いながら。

声が漏れる。

 

今日はED薬は飲んでない。

多少自信がついてきた事もあるが、今日は2回目に飲んでみようと画策している。

 

今日はちょっと硬さの持続に難があったが、私としては彼女が少しは満足したように感じた。

これは私だけの推測の域をでないが。

泡の国の嬢だったのだから感度が悪くなっている可能性は大きいと覚悟している。

でも少しでも彼女に感じてもらいたいとも思って努力しているつもりである。

 

フィニッシュを迎え、風呂に向かった。

 

今日はMちゃんは何だか遅い。

すぐにシャワーを浴びたくて入って来るのに、ちょっと時間があって入ってきた。

 

ジェットバス、泡風呂、浴槽内照明を入れるのと室内照明を暗くするスイッチを入れてムードを取り戻す。

 

今日は彼女はゆっくり入っていて、私が出ようとすると映画の用意をしておいてときたもんだ。


風呂を出て私のリクエストでシースルーの部屋着を着てもらった。


「こんなの頼んだっけ?」


「これは俺の趣味だよ」


そう言いながら着てくれた。


 

 


肌触りが良かった。


 

今日の映画は「リアル・スティール」

アクション映画でも感動モノという注文通り。

 

私はベッドに横になりながら、彼女はソファーでくつろぎながら観た。

 

つい私は寝入ってしまったようで、彼女は気を利かしてくれて音を下げてくれた。

その変化で私は目が覚めた。

 

そんな事を何回か繰り返し、面白くないところになると早送りしていたのは彼女。

 

実のところ、彼女はこのデートを早く終わらせて帰りたかったようで、映画が終わって2回目をおねだりしたところ時間だからといって断られた。

 

この映画が始まる前に私はED薬を飲んでいたし、彼女には気づかれないように媚薬をビールが入ったコップに入れておいた。


 

それが一気に吹っ飛んだ。

 

「だってこの前だって2回目をしたじゃん。いいじゃん。」

 

「でも時間が…」

 

その一点張りで今回は断念した。

次回は前日のメッセージで2回目を約束させよう。

もしくは待ち合わせ時間を1時間くらい早くしようと思案した。

帰る時間をきにしているのかもしれないからだ。

 

帰りは今日もMちゃんの在籍する店はコロナ禍で休んでいるので、一緒に駅まで歩いた。

でもここでも一つ、いつもと違う行動をMちゃんはした。

マツキヨに寄って帰るという。




 

何だか今日はいつものMちゃんと違うような気がした。

 

まあ、「いつものMちゃん」という常態があまりない、というのが本当のところかもしれない。

いつも何かが違っているような気もする。

Mちゃんという実態がつかめない。

 

いつもは何をしてるの?と聞いても何も答えない。

何もしないで食っていけるの?

という問いかけにも、笑みで答えるだけ。

 

個人的な情報は絶対答えない。

それでも少しづつ彼女の住んでいる駅とかは分かってきた。

私から口には出さないけどね。

 

だってそんなことを急に言ったら彼女はビックリするだけでしょう。

 

駅の地下に階段を降りた所で小さくバイバイの手を振るのが、今日は階段前でサヨナラ。

彼女はマツキヨに向かった。