ネットニュースから
パレスチナ自治区へ支援物資を届けようと地中海を航行していた環境活動家「グレタ・トゥーンベリさん」
その船がイスラエル軍に拿捕され、一時拘束されたようです、
このニュースから過去の映画の感想を書いてみたくなりました、
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
俳優:シラク・M・サバハ、モシュ・アベベ、モシュ・アガザイ
ヤエル・アベカシス、ロシュディ・ゼム
2007年渋谷ですかね、
なんとなく観に行った作品で予備知識も全然なかったんです、
「生きる」ために母と別れ、自身を偽り、イスラエルへ脱出します、
困難の嵐をなんとか潜り抜けて、やっとイスラエル人夫婦の養子となります、
養母(ヤエル)養父(ヨラム)
肌の色の違い、当たり前のように差別が存在する訳です、
成長するにつれて沢山の経験をするのは誰しも似たものではないでしょうか、
友達との関係、好きな女性ができたり、両親との考え方の違い、自身のルーツとは、
イスラエルとは、
作品の中で映し出されるのは、国家観・国防とは、宗教、そしてイスラエルを成す人々の意識、
まあ、我が国とはかけ離れているな~と感じたところです、
兵役は当然、女性にも国家を守る意識が高い、
地理的にも安全な訳ありません、周辺は敵対的な民族や国ばかりなんですから、
その国防の歴史から核保有国でもありますし、ウルトラ武力ですし、なんせ実行しちゃいますから、
ですからイスラエルは悪者となることが多いです、
昨今でも欧州諸国なんかではパレスチナ寄りの世論なんでしょう、
育った環境って本当に大きくて、善悪や正義なんて幾種類も存在するのだと考えてしまいます、
作品に戻ります、
ファラシャ・自身は何者なのか、根源的でハッキリしないものを追い掛けます、
養父母の「ウルトラ愛」が印象的で、ただただ胸に残ります、
ラストシーンも良いですね、自身は何者なのか!と叫んでいるように映ります、
知らないことの多さ、いろんな事に興味を持った作品です、
結構古いですが、素晴らしい作品です、観て欲しいですね、
