左足は切断だと?んなアホな!

左足は切断だと?んなアホな!

糖尿病壊疽で下腿切断だと告知されても諦めてはいけない。

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もしもこの集合知のネットの世界で、この情報に出会って希望の光を見出す人がいる可能性があるならば、書かなければならないという義務感からこの散文を残します。個人の特定、医師や医師会の特定、地域の特定、等はできないように情報は制限しますが、「糖尿病壊疽により下腿切断」や「指切断」と診断された方は是非一読頂きたい。

 

糖尿病壊疽で切断しなくていい根拠を直ぐに教えてくれと言う人は下のリンクから夏井睦(なついまこと)先生の2015/7/31のコラムへ飛んで下さい。「私の外来でも最終的に下腿切断になる患者さんはいらっしゃいますが,糖尿病性壊疽の患者さん10人中1人くらいで,これは糖尿病の管理がうまくいかず壊死がどんどん進む場合と,糖尿病にASOまで合併した例だけです。 」という一文に、私はとても救われたのです。

 

私が心の支えとした記事(夏井睦(なついまこと)先生の2015/7/31のコラム)

http://www.wound-treatment.jp/title_new_2015-07.htm

 

夏井先生のホームページトップ(湿潤療法について詳しく知りたい方は熟読して下さい)

http://www.wound-treatment.jp/

 

糖質制限プラス湿潤療法を実施している医院や医師(夏井先生のホームページにリンクされているものです。病院がなくなっていたり、医師が転勤している場合もあるかもしれないので、電話で確認されてから向かって下さいね。)

http://www.wound-treatment.jp/dr/0.htm

 

 

そして、一般的な病院で行われている糖尿病に対する治療の問題点として、下のリンクより糖質制限を世に知らしめた江部康二(えべこうじ)先生の2015/9/17のコラムをお読み下さい。お医者さん向けの提言ですが、糖尿病患者に対して、カロリー制限食とインスリンによる治療がいかに危険であるかを理解して頂けると思います。糖尿病であるなら、迷わず、スーパー糖質制限を始めるべきだと思いますが、私を含め崖っぷちに立たないと意識が変わらないのが糖尿病の特性なのかもしれませんね。でも、予め知識があるのと無いのとでは結果に大きな違いが生じると思います。

 

糖尿病学会への提言1

http://koujiebe.blog95.fc2.com/?mode=m&no=3527

糖尿病学会への提言2

http://koujiebe.blog95.fc2.com/?mode=m&no=3528

 

 

江部先生のブログトップ(糖質制限の聖書です、情報が膨大ですがきっと為になります)

http://koujiebe.blog95.fc2.com/

 

そして、今はまだ保険は効きませんがもっと最先端の「マゴットセラピー」という治療も切断の前に試すべきものの一つだと思います。糖質制限も行えば無敵にさえ感じます。しかし、高い~。

 

マゴットセラピーの説明

http://www.btmcl.com/about.html

 

マゴットセラピー実施医院

http://jp-maggot.com/main/maggot/partner/

 

 

上記、のリンク先を熟読されてご自身でその有用性を納得され、ご自身の意思で糖質制限と湿潤療法、マゴットセラピーに取り組まれる事が最も大切であり、周囲の人間の言うがままにしか思考できないのであれば、やはり、切断という診断は覆らないのだと私は思います。これらの知恵で明るい未来の希望を持って下さる人が一人でも多く居る事を願います。切断を選べば、非常に困難な道が待っているだけです。命に関わる緊急事態で一刻も早く切断の必要がある場合を除けば、現存する知識と知恵で、選択できる道は沢山あるはずです。どうか、あきらめないで欲しいと思います。

 

 

でわ、これより以下は私の散文です。読みたい方だけ読んで下さいね。

 

~中学まで

 

父も母も糖尿病でしたので将来私が糖尿病になる確率は遺伝的に100%

母は大の甘党で卵焼きのレシピは「卵5個 砂糖大匙2杯 塩少々」が定番、基本、何でも砂糖が大量に使われる家で育ちました。もちろん、スイーツも大好き、小学校高学年の頃には体重は覚えていませんが丸々と太っていました、スポーツも割と好きな動けるデブで中学三年まで過ごしていた。中学二年の頃、柔道の試合中に鎖骨骨折し一時入院しましたが、この時に糖尿病等の診断はなかったので、典型的な二型糖尿病なのでしょうね。父親の単身赴任先で通学していたので、砂糖の使用量は普通だったのかもしれませんが、部活をしながらも太っていたのでやはり糖質の摂取量は多かったのだと思われます。

 

 

~高校時代

 

お洒落に目覚め、運動により痩せた。179㎝ の 72キロ前後。

朝 腹筋300回 背筋300回 腕立伏せ100回 100段位?5往復 が日課。

学校まで8キロ自転車通学で帰りは登坂を立ち漕ぎで上り、階段は自転車を担いで登った。

ご飯もよく食べましたが上記の運動と学校での運動などもあり太ることは無かったです。

 

~大学時代

 

大学1年次より徐々に太り始めました。絶対的に摂取糖質量に対して運動量不足であった事は今になって分かりますね。4年次には90キロ前後をウロウロ。恐らくこの頃には糖尿病だったのでしょう。異常に甘いモノを食べたくなる時がありましたから、低血糖症があったのかもしれません。

 

 

20

 

割と体を動かす仕事を選んでいたため80キロ代で推移していましたが、食生活を振り返れば明らかに糖質過多。判り易く言えば、カップラーメン(朝)天津飯と餃子(昼)炒飯と酢豚(夜)ラーメン(夜中)みたいな感じで365日。そして、29歳の時「解離性大動脈」を発症して生死を彷徨うと同時に糖尿病及び高血圧と診断され、投薬も開始されました。

 

 

30

 

ホワイトカラー的な仕事が多くなる。食生活は暴飲暴食こそありませんでしたが、糖質中心の生活だった。ヘモグロビンA1C8.0前後、病院検査時の血糖値は安定せず。インスリンは時々勧められましたが高額なので断っていました、また、医師もそれ程強くは言わなかった。「食事で改善しましょうね!」という感じでした。この頃の糖質代謝の状況がどうだったのかは正直よく分からないですが、体重は100キロ前後を行ったり来たり。ロクに運動もしなかったので、恐らく危機的ではあっただろうと思います。糖尿病患者というのは何か重篤な事態が起きないと意識が変わらない事を医師も解っていたのかもしれませんね。

 

40代(現在)

甘いものは辞められず40代に入り、いよいよ病院で叱られました「血糖のコントロールが悪すぎる!」と結構な圧で言われインスリンを勧められたのですが拒否・・・だって高すぎるんだもん。45歳になり、「流石にインスリンを使わないと命が危険です入院ですよ(ヘモグロビンA1C 13.4)」と言われ、「解りました、ただ糖質制限というのに興味があるので、あと二か月だけ待って下さい。」とお願いして、スーパー糖質制限を開始し、5.8まで数値が改善したため、「インスリンは不要」となるが、その後は糖質制限できていたり出来ていなかったりして、検査での数値は跳ね上がったりはしなかったですが、両親への料理の味見などで一時的な高血糖はかなりの頻度で発生していたと思われます。「今日ぐらいは良いか」とアイスクリーム食べた日も幾度となくありましたしね。

 

~入院直前

2017/06月中旬に転職し、施設の警備及び環境保全の職に就く   

2017/07月中旬に左足底部にマメができ、絆創膏を貼る

体調不良が始まり、栄養ドリンクに手をだす(一時的に体調がよくなり入院までの二週間はほぼ毎日飲みました)炎天下にも関わらず汗ひとつ出ない。寒気がする状態で過ごす。(感染症を起こしていたと思われるが、足の深部の壊疽には気づいていない為、悪寒戦慄か自律神経失調だと勝手に判断してしまった。恐らく、非常に危険な状況だったことは後から分かりますね。死ななくて良かった。)

 

2017/07月末日に左足甲の方まで腫れ上がる

 

2017/07/31に皮膚科を受診し、大きな病院へ行くよう言われる

 

2017/08/01に大きな病院にて「直ぐに入院(糖尿病壊疽及びに感染症の疑い)」と診断。同日の検査にてASOは無いと確認し、皮膚科の医師に報告「一先ず良かったですね」と言葉を頂き、明日から入院する旨伝える。

 

~入院

2017/08/02大きな病院に入院し、抗生剤点滴と創面の消毒洗浄を開始。病院食はカロリー制限食のみで1600キロカロリーのほぼ糖質。インスリン注射も開始。

 

本当は最初から糖質制限プラス湿潤療法で治療を行いたかったのですが、高齢の父母が見舞うには危険を伴う距離にしか適応の病院がなかったので、取り合えず傷が塞がるまでは従来の治療法に甘んじようとの判断で近所の大きな病院にしたのですが、結局は時間の無駄になっただけでした・・・ただ、二つ目の抗生剤を投与してから寒気が消え気力も復活してきたので、細菌感染による敗血症は回避したという点では命を救われたと思っています。ありがとうございます。

 

2017/08末日 数値の上ではA1C5.8と良好であるが、夕食にバナナが出た日の就寝前には血糖値200を超えている事があるので、食後高血糖はほぼ毎回起こっていると思われる。

 

この間、管理栄養士が週一回程栄養指導にも訪れているが、糖質制限の話には全く乗ってこない。退院後は「徹底した糖質制限によって、糖尿病の完治を目指します」と宣言してからは来なくなった。それにしても、「あなたが糖質制限を実践するにはもう遅すぎる」という言葉は何を根拠にした言葉なのかが疑問だし、その指導で将来路頭に迷う人への責任をどう考えるのだろうか。私が示したウェブページなどを見てこっそりでもいいから改心して欲しいと願う出来事でした。

 

そしてとうとう・・

 

20179月某日の夕刻

私には告げられず両親が病院に呼ばれていました。左足糖尿病壊疽と診断されて入院してから42日目のことです。両親が到着後小一時間待たされた後に、主治医の待つ診察室へ通されました。不穏な予感は感じつつも、笑顔で挨拶を済ませると、主治医が経過の説明に移り、細かな説明を始めた。レコーダーに記録した訳ではないので、記憶の複写ですが、この様な事を告げられました。

 

「なんとか温存できるように、高気圧酸素カプセルによる治療、抗生剤による治療、傷口の毎日の消毒とイソジンシュガーパスタによる治療を続けてきたが、一か月以上傷が塞がらず、前日のMRIの画像でも骨髄炎もあるし、内部の膿も拡大している様に見える。検査の数値で見る限り、炎症もおさまっているし良い感じに見えるのですが、同じ治療をこのまま続けても改善するかどうかは分からないし、仮に傷が塞がっても、これから先同じように壊疽を繰り返し、その度に入院が必要となると考えられるので、社会復帰を第一に考えるのであれば手術に耐える体力がある内に健康な部分での切断術を選択するのが最良の選択であり、後は、どこで切断するかであるが、壊疽のある左足第二指、第三指を根元から切断するか、左足足首より下のどこかで切断するか、脛の中間程で切断するかの中では、将来的予測からは膝下辺りでの切断が義足の事も考慮すると負担は少ないでしょう。来週にでも手術する段取りで動きましょうか?」と・・・・

 

普通はこう言われたら沼に沈められた様な気分になるに違いないですが、冒頭にあげた夏井先生の「骨髄炎の診断基準」のコラムを読んでいたので、傷のふさがりが悪い時点で、この診断になることは予測していました。ですから、予想通りの展開に笑ってしまいそうでしたが、ほぼ全ての同じ宣告をされた人達がこの時点で「下腿切断」を選択し、その内の40%の人が5年以内に死んでいる事を思った時、「これは恐ろしい事であって、合法的殺人に等しい」と思い、私がこの診断を「面白い」と思えるに至った知識を拡散する必要性を感じ、退院したらネット上にアップしようと思ったのです。これを書いている今現在は、糖質制限と湿潤療法による糖尿病壊疽の治療中です、もちろん、コントロールが悪かったり急にASOになったりすれば、最終的には切断になる可能性はありますが、だとしても今月や来月ではありませんし、転院して2週間ですが、膿も出なくなり新しい肉芽も盛り上がって来て、順調に回復しています。ただ、「切断」という診断が一度下った以上、現在の職種(施設警備)に留まる訳にいかず、一先ず退職せざるを得なかったので経済的損失は大きなものがありました。とは言え、「切断と言われたからこそ糖質制限と湿潤療法という新しい医療に本気で取り組む気持ちになれた」というのもありますので、46歳という年齢を考慮すれば、新しい仕事を始めるターニングポイントでもあるのかもしれません。もしも、すんなり傷が塞がって経過観察になっていたら、まともな糖質制限を始めずに、もっと重症化していたかもしれませんし、それこそ、本当に切断が必要な状況までほったらかしにしていたかもしれません。高血糖の記憶により引き起こされた今回の壊疽ですから、歩く仕事をする限り同じ事になる可能性は高いですから、今回の入院は、様々な意味でギフトだと考えるようにし、次の仕事の展開にワクワクして過ごそうと思います。

 

病床で考えていたことは、「暇だなぁ」が殆どでしたが、以下の様なことも思いました。

 

「糖質制限の知識のない病院に、糖質制限で体調をコントロールしている糖尿人が意識不明で運ばれてきたら悲劇なんてものじゃないなぁ。」と

 

免許証の裏には 「私は糖質  OKです  NGです」 を記載する欄を設けて、それぞれに合った医療が受けられる時代がやってきて欲しいと感じます。そして何より、旧来の医療に拘り、新しい可能性に聞く耳を持たない医師や管理栄養士の方々に言いたい。

 

糖質制限や湿潤療法について良く分からないのなら 否定 をするのはやめなさい!知識が無いので意見できないと言うならまだしも、「それは危険だ」「それは無意味だ」などと何故言えるのでしょうか。可能性があることは積極的に自分が勉強して情報を提示して、患者に説明して、患者自身に選択させるのが医療に携わる人が持つべき姿勢だと思います。

 

少なくとも、糖尿病性壊疽の治療として従来の外科的治療法の他に、湿潤療法やマゴットセラピーなどの選択肢を提示できない医者は「人を救う為に医者やってる」なんて言ってはいけないと感じます。足の切断は本当に人生を左右します。自分の診断に自信を持つことは医者として大事でしょうけど、進捗は遅くとも傷も塞がりつつある状況での切断という判断には、何か別の意図を感じざるをえませんでした。患者本人に言わず勝手に父母を呼びつけて切断を告知するやり方も気に入りませんでしたし、患者本人のショックを和らげるための手法だとしても、患者本人の説得を身内に丸投げしたいだけの卑怯な戦術だと私は思いました。告知のその場で「その診断に納得いかないので、セカンドオピニオンを求めたい医師が居ます。」と宣言し、その医師の名前として夏井睦先生を挙げました。最終的には、夏井先生のウェブページにリンクされていた他の先生宛てに紹介状を貰い、意見をお願いし、「なんとかなりそうですね」とのことで今に至ります。当然、何かしらの理由で急転して切断になることもあるでしょうけど、もしも、夏井先生の記事に触れていなければ今はもう、左足の無い人だった訳ですから、知識は人生を左右するのだとしみじみと感じます。こうして入院もせず通院で、自宅でパソコンで書き込みしているのが信じられないですしね。

 

糖尿人としての今回の教訓

○入院が必要な病気になったら、糖質制限に理解のある医院に初めからお世話になる。

○不慮の事故に備え、搬送希望先は周知しておく。救急隊が分かるようにしておく。

○糖尿病になったなら糖質制限の知識は勉強しておく。

○糖尿病になったなら来るべき壊疽に備え、湿潤療法についても勉強しておく。

○糖尿病になったなら将来の合併症について考え、リスクヘッジする。

○ある程度の壊疽なら糖質制限と湿潤療法で治る可能性の方が高いと知っておく。

○重度の壊疽になっても絶望しない。湿潤療法やマゴットセラピーなら希望はあると知っておく。

○結局、本人のやる気、治そうという本気が無ければ治らない。病気を治すのは本人だと知る。

 

何か、まだまだ、書きたい事はあるように感じますが、以上の文章から、「俺の(私の)足、切らなくて大丈夫なのかも!」と思い立ち、実際に切断を回避できる人が一人でも多く出て貰えると嬉しいです。外科医は高圧的に切断を迫り、自分達の診断を絶対だと信じて譲りません。「ちょっとセカンドオピニオンをお願いします。」と言えるかどうかで人生は変わるのですから、明らかに切断するべき状況だと自分自身が納得している状況であっても、是非、他の先生(糖質制限と湿潤療法やマゴットセラピー)の門を叩いてみて欲しいと思います。

 

読んで下さった皆様に笑顔の明日が訪れますように願っております。

 

最後に、新しい医療に取り組み、希望の光を常に増やし続ける探求心あふれる全ての医学者と医師と研究者に心からの尊敬の念と感謝を申し上げます。いつか、縫い目のない医学界というものが確立されて、より、患者に寄り添った医療が提供される未来が来ると信じております。江部康二先生と夏井睦先生におかれましてはサイトを熟読しただけではありますが、本当に励まされ、生きる希望を頂きました。この場をお借りいたしまして、心よりお礼申し上げます。私個人は大それた事はできませんが、糖質制限と湿潤療法の周知は人生のライフワークにして行きます。本当にありがとうございます。

 

2017/09/24

下腿切断以外処置は無いと宣言された男

 

 

このブログは今回の内容を下層にしたく無い為、新しい記事を追記することはありません。

糖質制限については江部先生のサイト

湿潤療法については夏井先生のサイト

にて各自勉強されて下さい。こちらで回答

できるものは何もありません。