madoka そこには愛が溢れていた チチとハハとワタシの物語

madoka そこには愛が溢れていた チチとハハとワタシの物語

ブログの説明を入力します。昭和の真っ只中に生まれ育ったワタシとその生産者でもあり生育者でもあるチチとハハとの日常の記憶を旅する

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暑い夏のある日の朝

その日はワタシの娘が妊娠5ヶ月を過ぎ戌の日を迎えた日だった

実家のチチとハハと同居している姪っ子からLINEが入った

姪) アオちゃん 朝起きたらおばあちゃんがどこにも居ない

ワタシ) どこにも居ないっておじいちゃんは行き先知らないって?

姪)おじいちゃんがおばあちゃん全部置いてってるって
携帯もキャッシュカードも保険証も全部



LINEを見て思わず口にした

やられた…シノブ(ハハ)にやられた

そう…これはいわゆる失踪ってヤツ

ハハは失踪事件を起こしたのだ


ワタシはとりあえず実家に直行した

実家に着くとなんとか平常心を保とうとしているチチがいた

チチ) これ見てみぃ

と、広告の裏紙に走り書きされた置き手紙

内容はいかにも探さないでください的な感じのことを書いている

この時少しひっかかった違和感がのちにビンゴとなるのだがこの時はワタシもテンパってるしチチも珍しくオタオタしていて、重要なものを全て置いて出ているからコレはもしかしたらもしかするかもという事でチチと、とりあえず警察署に捜索願いを出しに行くことにした


続く