カンゲキ学校 │ Hibiya Festival 2022
4/29(金)16:00~
ドキュメンタリートーク Bumpy Lens
出演:石丸さち子さん、高橋亜子さん、
ナビゲーター 岩村美佳さん
東京ミッドタウン日比谷 オフィス棟三井タワー9F
ROOM6にて
とても濃くて楽しい時間でした。
内容についても発信OKとのことでしたので
拙いながらも自分なりのレポを。
【マタ・ハリのお話】
美しいということは大事。
戦うことの最後に美しさが欲しい。
一瞬で変わるラストのあの青空は
初演の時は巧く行かなかった。
変えるときに人の姿が見えたりしない、思う通りの青空の仕掛けをつくるため、一年前から倉庫で実験して作り上げた。
諜報活動は戦争を左右する大事な仕事。ラデューはもう、ホントに一心に戦っていた。そんな戦禍の中でもマタという芸術に触れて心を打たれる。
韓国のマタは歌を聞かせる。とにかく歌いまくっていた。
日本版のマタはダンスを見せようと思った。
Q)アルマンはマタをどのタイミングから愛したのか。
初演の加藤さん、東さん、三浦さん、アルマン3人それぞれ違う。
最初はハニートラップとして近づいた。マタも諜報に関わっている。お互い警戒しながらもフッと通い合う点をいくつもつくる。
いつから愛したのかは役者に任せた。
今回はDVDとして映像に残せて良かった。役者それぞれの表情をアップで見られる。それぞれで確認してみてください。
石丸さんが演出するときに大事にしていること。
自分が到達したい向こう岸がハッキリ見えていること。
そうすれば、そこまでどんな路を通っても、相手によって景色が変わっても、そこに行ける。行くところが共有できれば自由になれる。
役者に向かってこの人はどんなアプローチをすればそこに行ってくれるか考える。
高橋さんから見た石丸さん。パッションの人と言われ演出にもここを見せたいパッションがあるけど、そのための冷静な計算をしている人。
【北斗の拳のお話】
全方向に概ね好評でお客様に愛されて良かった。
長い原作でその中からどの部分をどう取り出すか。第1稿が出来るまで1年かかった。8稿が最終。
ユリア像は原作が少年漫画なので男を活かす役割。何度もユリアのイメージではないと戻された。色々やってみていたが、役者が来たら強かった!
平原綾香さんとMay’nさん。この二人が出たら、もう、ね!
お客様は原作漫画や2.5次元、ミュージカル等それぞれの守備範囲でキャッチして、守備範囲の違うひと同士でSNSなどでまた違うポイントを知って楽しんでいた。
脚本を最初に読んだときに感じることがお客様が見たときに感じることだから大切にしている。第一稿を読んでその時に気持ちが乗り切れない所、グッと来たところを亜子さんに伝えた。
漫画では出来ても舞台ではこれどう表現するの?というものが沢山ある。
これ書いちゃってホントに良いの?どうするの?と聞いたら石丸さんは大丈夫、大丈夫!何とかするって。石丸さんはそういうのをどう見せるか考えるのが楽しい。
石丸さち子さんと高橋亜子さんは北斗の拳が初対面。
亜子さんはシンプルな言葉を使うのが素敵な訳詞家。この音にこの言葉をのせるというのがストンと気持ちに落ちる。
石丸さんは言葉に魂を乗せていく時は沢山の人物が自分の中に住み着く。
高橋さんはその場、その時にその人が何を考えているのかしか考えない。
Q)いくつもの作品を同時進行するのにどうしているのか。
演出家は実働三ヶ月、その前に2年くらいかけてひとつの作品をつくる。石丸さんは切り替えに時間がかかる。
それぞれにレーンを作ってやる感じ。作品ごとにPCのデスクトップの背景まで変えてる。
高橋さんはもっと多くの仕事を同時進行している。
切り替えはできる。
この日はこの時間までこれをやって、次はこれという風にスケジューリングで切り替えている。
海外ではプレビュー期間というものがあって客席の反応を見ながら色々やってみて、その後オープン(?)期間になってからは変えないというやり方をする。日本ではその時間が取れない。
この他、フランク・ワイルドホーンさんの音楽のお話。ちょっとしたキッカケとなるワードでバーッと上がって来たりするとか。
私がよくわかっていないことが多く…すみません。
舞台を作る側の方の様々なお話を聞くことのできる
贅沢なひとときでした。
ありがとうございました。