
そうです。満3年です。
物心がついたときから違和感を覚えていた。
両親から虐待され、殴られ、蹴られ、アザだらけ。しかもアザは服で隠れるところに集中されていた。
両親は学歴もなく、学歴コンプレックスなのに、私には高学歴を要求し、孔子の教えよろしく「親は親足らずとも子は子たれ」と屈従を要求していた。
そして途中で気づいたのです。両親の血液型から私の血液型は生まれないことを。
そして25歳のときに大叔父の葬儀のときに大叔父の遺言で、分家のまた分家の子の私が次の総領になったんです。
一門36家の皆が異論なく同意した。不思議だった。
そして時は流れ、4年前、私が大叔父の実子で従兄夫婦に養子に出されていたと知ったからでした。
それまで、両親の虐待に耐えていたことが馬鹿らしく、何かが「プチっ」と切れたんです。
もう我慢しない!もう養母の横暴に屈しないと、養母と義妹とに決別したんです。
あれから3年、まだ3年、もう3年。
怨みなどと言う言葉では片付けられないものがあるけど、奴らを捨てて、はじめてバルバロッサの人生はリスタートしたのでした。