三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)
みずほフィナンシャルグループ(FG)の3メガバンクの2010年9月期決算の最終利益は合計1兆円を超え、
リーマンショック前の水準に回復した。
融資が伸び悩んだものの、国債等の売買益が大きく貢献した他、貸倒引当金繰入額の負担減が貢献した。

ただ、景気の先行き不安に伴う企業融資の低迷や、
改正貸し金業法などの影響で厳しい経営が続く傘下の消費者金融や信販・ノンバンクへの対応等、
今後の見通しは楽観出来ない。国債への収益依存を危ぶむ声も有る。

国内事業が振るわない為、各社海外事業の拡大に活路を見出しており、
MUFGの中間純利益は   3567億円・自己資本比率は15.24%
SMFGの中間純利益は   3511億円・自己資本比率は16.02%
みずほFGの中間純利益は 3417億円・自己資本比率は15.40%

新しい自己資本比率規制への対応も課題になる。

個人的には、
数年後の国債バブル後の各社の対応に注目したい。