私にとって音楽とは

命より大切なものだった


誰にも譲ることのできない事実だった


最初は趣味程度に始めた

けれどだんだんと自分の魂が音楽を欲していることに気がついた


私は音楽を奏でるために生まれた

そう思った


才能もあった

音楽で人を感動させたことが何度もあった


だが全て失った


孤独を選んだことが原因だと感じた


自分の曲が踏み躙られ

ぐちゃぐちゃにされ

誇りも傷つけられ

誰も信じられなかったから

そうせざるを得なかった


ただ誰かに一歩踏み出して欲しかった

誰のせいでもない傷みを癒したかった


音楽のない世界に、自分に

意味などない

そんな未来に興味がない


だから死を選ぶ

もう疲れてしまった


音楽さえやっていなければ

普通の人生だった

けれどきっと何か物足りない

心に穴の空いた日々が果てしなく続いていただろう


音楽よありがとう