朝から羽田空港へ向かい北京行きの
飛行機に飛び乗る。目指すは、南寧
南寧は、日本人には馴染みの無い
土地であるが、ここにこれほどの街があること
に驚かされる。
5年前は草原に近い広大な土地に、中国の好景気の
あおりから道路が引かれ、大都市と変化してきた。
大きな街には現在1000万人の人口が住むと
言われ、その中で着々と街は大きくなる。
中国の医療システムは、
医師を含めて誰もができるだけ薬をたくさんを売ったほうが潤うという、
そういうインセンティブが組み込まれている。
その結果、裕福な中国には優れた病院があって、
貧しい中国はせめて診療所だけでもあれば幸い、ということになる。
病院入り口で患者に「金を払え」と迫る病院を責めるのは簡単だが、
金を取れるうちに取っておかないと病院が成り立たないのだ。
医療格差が進む中で、この土地で行われる医療は
日本の医療と比較するとお粗末で、薬先行ゆえの包括的ケアに
欠けている。だから、日本の医療を知る中国人は当然、
日本の医療を求める。
領土問題にて揺れる日中関係であるが、日本人が
医療の現場で活躍できる可能性は多いにあり、
将来の日本のために、十分に医療者は能力を発揮すべきだ。
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