セスナが真っ直ぐ飛べない理由に係わるFAA米国連邦航空局の学科試験問題例の3問目です。

 

40.Pファクターに起因する左旋回の傾向は、どの結果によるものか?

A.時計回りのエンジンとプロペラが飛行機を反時計回りに回転させるため。

B.右側の下降するプロペラのブレードが左側の上昇するブレードよりも多くの推力を発生するため。

C.回転するプロペラブレードに加えられた力は90°進んだ位置に作用するというジャイロの力のため。

 

解説:Pファクター(P-Factor)は右と左のプロペラブレードから発生する推力の大きさが違うことにより発生します。(推力の不均等)

なので、回答はBですね。

因みに、Aはプロペラの作用と反作用のことで、Cは、ジャイロ効果のことですね!

詳しくは、私の過去のブログを見てください。。。

問題の出典:GLEIM Private Pilot FAA Knowledge Testより

 

尚、FAAの学科試験問題には、こんな感じの三択問題が700問ほどあります。

中には、重心位置の計算、離陸や着陸距離の計算、飛行時間の計算などの計算問題もありますが、回答は三者択一です。

と言っても、きちんと勉強していないと70%以上の合格点は取れません。

アメリカ人は、大抵、一度目は不合格になりますが、日本人は、大抵一発で合格します。

その理由は、日本人はよく勉強するけれど、アメリカ人は勉強しないからです。これは現地の教官のみぞ知る本当の話です!