シェリル・ノームに救われた はたちの私
マクロスFのテレビアニメ版から早いもので10年ですね。その10周年イヤーの今日は、シェリル・ノームのお誕生日です。私は彼女に救われて、今こうして生きています。放映当時、私はうつ病にかかって大学を休学していました。そんな時、大好きな坂本真綾の「トライアングラー」を聴きたくて見始めたのがマクロスFでした。ロボットものはあまり見たことがなくて、うつ病のせいもあってお話がよくわからなかったけれど、シェリルとランカという2人の歌姫が私を癒してくれました。ランカからはまっすぐ夢を追う健気さを。シェリルからは自分の使命を全うする強さを。タイプの違う歌姫が、私に生きる勇気をくれました。特に、テレビアニメ版はグレイスに裏切られて失意のどん底に落ちてしまうシェリル。自分の歌う意味を思い出し、力強く復活するシーンは涙なしには見られません。彼女の復活とともに、私の一度目のうつは少しずつよくなっていきました。(ま、その後「双極性障害」と言われて何度もうつにはなるのですが)劇場版ではグレイスがシェリルの本当のお母さんのようで、2人の関係性はこちらの方が好きです。劇場版……シェリルが意識不明になったところを、きっとアルトくんが目覚めさせにきてくれるのだと信じています。昨年発表、今年CD発売になった「ゴ〜〜ジャス」はシェリルが再び目覚めてから歌った歌なのかな、そうだといいなと思いました。信じている、といえばもう一つ。ウィンダミアでのロイド暗躍の際、皆の意識が一つになってしまうシーン。あのシーン、シェリルとランカとFire Bomberはどこかで歌っているような気がしています。彼女たちは歌と人の力を知っているから。そんなお話書きたいな〜。