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ZERO INNOVATION -いま、ここから-

観術の学びを通して、日々の実践行動を原点から革新させていく。

今回も「孫子の兵法」を活用した21世紀企業の経営戦略に参加してきました。
壇上で講義を行うNoh社長も時代を経営する人だけあって、素晴らしい先見性と分かりやすいプレゼン能力で
終始、その内容に聞き入ってしまいました。
今回の講座はまとめということもあり、ボリュームたっぷりでいつも以上に内容が濃いものでした。

その中でいくらかなるほどと思ったことを紹介します。


時代の流れがどんなで、これからどう流れるのか?

今までの時代に革命を起こしたのは大きく分けると、農業社会から産業社会へのプレートチェンジです。
その産業社会も次々に変化し、IT・デジタル時代から次にスマート時代に移行しています。

今までの時代とスマート時代は何が違うのか?
スマート時代をイメージするには、携帯電話のメジャーになりつつあるスマートフォンがイメージしやすいと思います。

今までの企業が開発した商品とは企業のものであり、企業が自由に編集・デザイン・意味と価値を決めて販売していました。
しかしスマート時代は企業が商品を販売はするが、売った後の商品は消費者のものであり、消費者が自由に編集・デザイン・意味と価値を決めます。
スティーブ・ジョブスのiphonのように、消費者がソフトウェア内のコンテンツを自由に編集・デザインした商品を使って、1日で大きな利益を稼ぐことも可能です。
スマート時代での企業の役割とは消費者が編集・デザインできるようにソースを提供することです。

ここ最近で問題になっているものの中でSONYの顧客データハッキング問題があります。
ハッキング問題の背景には、スマート時代に追いつけない企業の壁があります。
今までであれば商品は企業のものであったため、当然のごとく守りたい保護しなければならないがあります。
しかし、ハッキングしている人達の主張には、商品は消費者のものであり、企業は商品のソースコードを開示するべきとしています。
今までの時代とスマート時代の歪みが生じていると呼べるかもしれません。
具体的な商品とはplaystation3というゲームの機械ですが、ソースコードの開示に応じないSONYに対して激怒したハッカー集団がハッキングを行なっています。

このように時代は着実かつ急速にスマート時代に移行しています。
この背景には、人間だけが持つ特有の能力が関係してます。
人間は動物と違って唯一、周囲の環境を変化させる能力があります。
そしてその環境の変化が、身近なところまで変化させたいという思いにつながっています。

これからの時代、商品とは消費者のものであり、企業はソースを提供し、消費者が商品を自由に開発できることが商品魅力につながるようになります。
これからの企業は、新しい時代の商品魅力になる商品を開発しなければ、メージャーの産業ではなくなっていきます。
どれだけ多くの人が提供されたソースを使って商品を開発できるかがカギになります。
先日読んだ『モチベーション3.0』という本の感想とまとめです。

現代のメジャーとなっている成果報酬、つまりモチベーション2.0では研究の結果、本当の成果は期待出来ない。
ましてや創造性を生み出す仕事には逆効果である。
時代は社会的な利益に貢献することを内発的な動機づけとしたモチベーション3.0へ移行している。
という内容でした。

もっと詳しく書くと
モチベーション3.0を理解するうえで、まずはモチベーション1.0とは何だったのか?そしてモチベーション2.0とは?
モチベーション1.0は生命として生きるための生理的な起因、生きるための行動です。
人類が狩をしていた農業社会の時代、世界は王様の所有物であり、結婚・引越しの選択の自由はなく、王様の判断基準に従うことしかありませんでした。
すべての現象は神という概念を中心にした考え方で王様・貴族・宗教が密に絡み合っていた暗黒時代です。

モチベーション2.0は農業社会よりも文明が発達した産業社会の現代に値します。フランス革命と同じ頃、
神という概念から宇宙自然をXYZ軸で解析した学術的な概念で万物を理解するようになった時代です。ニュートンが発見した物理的法則で整理している時代です。
今の資本主義の成果報酬という考え方は、アメとムチの交換条件付きの報酬を使ってモチベーションを高くさせるというものです。
しかしこれは期待したほど成果は得られません。しかも、内発的な動機づけを消滅させ、成果を減少・創造性を破壊・依存を生み出す・短絡的な考えを促しています。
安易な考え方を助長させ深く考えない組織になり、問題解決よりも報酬に集中することが問題になっています。

このモチベーション2.0は左脳的な思考、つまりはルーチン的な課題に対して金銭的な報酬というのが効果があるとしています。
しかしその効果は少しばかりのモチベーションを上げる程度であるとのことです。
右脳的な思考、つまりは創造的な思考に対しては金銭的な報酬は逆効果であると実験の結果で実証しています。
科学が証明したことと、ビジネスで実績されていることの間にはズレがあります。

そしてこれからの時代はモチベーション3.0以上の内発的な動機を追及していく時代になっていきます。
これからの時代、ただお金を稼ぐために生きるのではなく人生の意義が問われる時代になりました。
3.11の震災以降、生きる意味や価値を考える人が増えてきていると思います。人生の目的は人生を活性化します。
マズローの6段階の欲求で言うなれば、生理欲求・安全欲求・所属欲求はモチベーション2.0の時代で、すでにほとんどの人が満たされています。
人間には自己完成欲求・自己実現欲求・自己超越欲求の欲求を持っています。しかしここのニーズに対する商品がありません。
ここにきて多くの若者達はボランティアや無報酬にであることに対して、生きる意味や価値を得ています。社会とつながった自分、社会の問題や課題とつながった自分を探しています。
そして既存の企業に一定量の満足感が得られない場合、自分でベンチャーを起こす流れになっています。
これは今までの成功の定義の見直しとなっており、目的や社会的、個人的意義の確立につながっていると思います。
4月初旬に奥歯に痛みを感じ、とても行きたくない歯医者へと出向いてそこから痛みの現象となっている箇所の治療をしました。

まず第一の現象である親知らずを抜歯して、2週間ほど耐え難い痛みに耐える日々を過ごしました。
しかし現象は第二フェーズへ移行しており、隣に生えていた歯は神経ぎりぎりまで進行した虫歯に変化してっておりました。
第二現象の治療の途中で記事を書いていますが、麻酔が切れ始めたいま、新たな痛みが少しずつ少しずつ・・・。

虫歯とはそもそも何なのでしょうか?
虫歯はミュータンス菌などの数種類の菌が糖質と出会ったときに酸が産生され、歯を溶かし浸透していく状態です。

なぜ虫歯になるのか?
子供が生まれてすぐの口の中は無菌状態です。しかし親からの口移しでの食事や、スプーン等の食器の共有などによってミュータンス菌などの菌類が感染すると言われます。
つまり常在菌(細菌のバランスが形成された状態で外部から入っても繁殖しにくい状態)になる前に菌類に感染していない人は、虫歯になることはありません。

虫歯菌から解放されるには?
最近時、いろいろな方法で虫歯菌を殺菌する方法が開発されています。これで虫歯とおさらばすることができます。
しかし、ここでなぜか問題なのが保険の対象になっていないことにあります。

虫歯は世界の多くの人が問題に思っています。虫歯から人類が解放されるようになれば、とても歓迎されると思いがちですが、実際に技術があるのに広まらないのには裏に何があるのでしょうか?
虫歯がなくなると逆に困る人たちもいます。需要がなくなれば働くことができなくなる人たちがいるのです。

虫歯菌から本当に開放されるには?
深く行けばどこまでも見ることができますが、この間違った資本主義が虫歯の根本原因に隠されていると思います。
解決する方法があるのに一般化されることなく、解決されないでいる。
無駄な執着が時代進化を止めていると感じます。
インターネットが開発される前は一方行な情報を受け取ることが当たり前の社会で、一方行な情報が正しいと疑う余地もないくらいに信じ、判断してきた歴史があります。
必ず正義と悪が存在し、どちらの行いが正義でどちらが悪かを決めつけた報道というのがありました。
はっきりとした表現は避けていながらも、日本のメディアの姿勢はアメリカ主義が見え隠れしていたと認識しています。

今までの社会は『アメリカ=正義』という象徴で世界警察のような存在でしたが、その存在は薄れていると感じています。
インターネットが普及した現代、360°角から情報が飛び込んできます。
今まで正義だと思ったことが、本当はどっちだったのかわからなくなっている現状で、判断の材料がいっぱいありすぎて、簡単には判断できない状態です。

極端に二分してしまった例が今回のアメリカ・サウジアラビアにあると思います。
サウジアラビアの怒りをアメリカは力の秩序を使って制圧するのでしょうか?
今までの解決方法では解決できない状態まで関係性の亀裂が深くなっていると思います。


■「ウサマ・ビンラディン容疑者が殺害」の報道にアメリカの若者たちが「U・S・A!」の掛け声とともに大騒ぎしている映像です。




■「ウサマ・ビンラディン容疑者が殺害」の報道にサウジアラビアの人々が怒り天に向かって発砲している映像です。
http://www.liveleak.com/view?i=701_1304552784
先日、記事で紹介した堀江貴文さんの元同僚のブログは多くの反響となり
その流れは次の段階へと移っています。
何かおかしいこの現実社会に風穴が開こうとしているいま、本当の問題とは何なのでしょうか?
一人一人の問題意識が連帯し、連帯した力が次世代の変革をつくる勢いになると見ています。

震災以降、目を凝らせば身近なところでさまざまな形となって変革の狼煙が上がっています。
本日、変革の片鱗を今日の渋谷で見ることができました。
渋谷のスクランブル交差点では老若男女が自分の意思を宣言し今の社会にNO!と打ち立てていました。

[m:5]「原発止めろ」=東京・渋谷でデモ行進[m:5]
http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1304765484

そして、変革の前進が明日の5月8日から始まると見ています。
ブログ記事から次元を変え、現実の社会とつながった新しい流れを紹介します。



以下、堀江貴文さんの元同僚のブログ記事
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『IT革命の次に来る、日本から始まる新産業とは?』
いつもBlogを読んでくださって、本当にありがとうございます。

すでにメディアを通じてご存知の方も多いかと思いますが、4月26日、私が以前務めていたライブドアの社長であった堀江貴文氏の懲役2年6月が確定し、近く収監されることが決定しました。

私はこのニュースを黙って見過ごすことができず、自分の想いを、「堀江貴文の意志 (実刑確定のニュースを聞いて)」という記事にまとめ、blogに掲載いたしました。
http://ameblo.jp/japan-mission/entry-10873356391.html

すると堀江さんがこの記事をツイッターで紹介してくれたのを切っ掛けに、大量のアクセスとコメント、Twitterのフォロー、アメブロへの読者登録が増え、その反響の大きさに、改めて皆さまの日本の未来を憂う心を感じております。

頂いたメッセージの中には、

「マスコミや政治家に依存せず、自らで新しい時代を切り拓いていこう!」

「真実を追求し、それを発信していきたい!」

というコメントが多く、受身ではなく、自らが能動的にアクションをしていこうとされている方が多いことが分かり、とても希望を感じています。

またその反面で、「自業自得だ」「論理が飛躍している」「出る杭は打たれるだけだ」といった批判も多く、それらも真摯に受け止めています。

たくさんの反響を頂いて、私が感じたことは、文字だけでの発信ではなく、しっかりと皆さんの前で自分がライブドアで観てきたこと、感じてきたこと、そして今から私がどのような方法論、VISIONで世の中をより良くしていこうとしているのか?IT革命では実現できなかった真の変革を、何を道具に実現しようとしているのか、その現在地と今後の展望についてもしっかりお伝えしたいと強く思いました。

私からの一方的な講演ではなく、質疑応答や交流会なども織りまぜて、未曽有の危機をどのように解決していくのか、一人ひとりが何をすべきなのか?何が問題なのかを明確にしていけたらと思っております。

GWの最終日となりますが、ぜひ普段の仕事に戻る前に、共に私たちが明るい未来をいかに創造していくか?それを考える時間を共有できれば幸いです。

みなさまのご参加を、心よりお待ちしております。


①「Grand Vision Forum vol.4」

ライブドア事件を境に私の人生がどう変わったのか?当時ライブドアで感じた限界と新しく見出した可能性を軸に、日本再生のグランドビジョンを語ります。

日 時: 5月8日(日)14:00~16:30(13:50開場)
参加費: 2,000円
定 員: 70名
会 場: 渋谷区総合文化センター大和田 学習室1

お申込み: yishiyama★nr-japan.co.jp まで、お名前・ご連絡先を明記の上ご連絡ください。 ★を@に変えてください。

主 催: Grand Vision Forum