昨日の第66回グラミー賞授賞式で、このアルバムがダブル受賞したことは、世界の重大な決意を物語っている。

MidnightsTaylor Swift · Album · 2022 · 13 songs.

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テイラーの首に巻いた腕時計がMidnight過ぎを指している通りに。

テイラーが笑いをこらえながら紹介した新作のタイトルはThe Tortured Poets Department（直訳すれば「拷問された詩人たちの部署」）で、サイバー拷問に苦しむアーティストの団結を謳うアルバムになるのだろうな、と想像できる。インスタグラムの写真は性的拷問がサイバー拷問の中心である事実を示している。

そして去年の夏、全世界同時公開で注目を浴びた映画Barbieのサントラのこの一曲も受賞。

What Was I Made For? [From The Motion Picture "Barbie"]Billie Eilish · Song · 2023

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ビリー・アイリッシュは、涅槃人に向けて強烈な意思表示。

この予告編にそそられて映画館に観に行き、痛快なコメディで猛暑疲れも吹き飛んだ。

Barbie | Teaser Trailer#BarbieTheMovie, from director Greta Gerwig, only in theatres Summer 2023

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去年の夏、戦略的に同日(7/21＝12/7)に世界同時公開されたバービーとオッペンハイマーは世界中でヒットし、バーベンハイマーと呼ばれたが、肝心の日本ではオッペンハイマーは公開されなかった（今年公開することにしたらしいが、みっともないことこの上ない）。

サウンドトラックがグラミー賞に輝いたので、映画本編がアカデミー賞に輝く可能性は非常に高い。

Oppenheimer (Original Motion Picture Soundtrack)Ludwig Göransson · Album · 2023 · 24 songs.

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このサウンドトラックが素晴らしいのは、核兵器は電波兵器であることを音楽で示したこと。一曲目のFission（核分裂）だけで、広島・長崎はサイクロトロンから発振された高出力パルスマイクロ波ビームによる人間バーベキューだったと明言している。他の曲でもパルスが表現され、琴、尺八を想起させる物悲しく、侘しく、寂しい狂気の音色が様々に表現されている。特に、Ground Zeroでは、拍手の音でパルスマイクロ波とそれを殺戮の玩具として使った河童の狂喜乱舞を表現している。

去年日本で映画が公開されなかった理由は、被爆者への配慮ではない。降伏の条件としてサイクロトロンで自国民を焼き殺すのを手伝えと河童に脅されたアメリカが世界中にその狂気を知らしめるために、飛行機に偽爆弾を載せて広島・長崎上空を飛んだことを戦後ずっと知らないふりをし続け、アメリカを非難し続けている日本人への遠慮である。

この最初の予告編を観た日本の配給会社幹部は、「ついに日本国民が不都合な真実を知ってしまう！」と慌てたのかもしれない。

Oppenheimer | Official TrailerOppenheimer - Only In Theaters 7 21 23Written and directed by Christopher Nolan, Oppenheimer is an IMAX®-shot epic thriller that thrusts audiences into the p...

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オッペンハイマーのモノローグ「彼らはそれを恐れない。それを理解するまでは」「そして彼らは理解しない。それを使うまでは」は、彼ら＝河童が後先構わずどうしてもサイクロトロンで人を焼き殺してみたかった欲望をよく物語っている。「こんな偽爆弾で騙せるわけない」と思ったのは杞憂だったと知ったオッペンハイマーは、「誰か真実を話す人はいるだろうか。本当に起きたことを」と言う。エノラ・ゲイのパイロットは晩年、「あの時何が起きたのか、誰も知ることはないだろう」と言った。それは、前の記事で書いた、ジョン・レノンの言葉「どんな気狂いか説明したら、僕が気狂い扱いされてしまう」と同じ意味である。

予告編だけでも十分真実はわかる。

河童の精神分裂病に唖然としたアメリカ人科学者たちは、戦争終結のために真剣に偽爆弾を製造した。

イタリアもドイツも降伏した後も戦争をやめない河童日本に皆うんざりしていたから。

オッペンハイマーは世界に河童の狂気を知らしめることが将来の人類防衛のために不可欠だと考えた。

偽爆弾を落として欲しいとアメリカにせがんだ河童は、世界を嘲笑っていた。

河童の残虐行為を全世界が知っていることを、日本人は知らないふりをしている。

玉砕。そんなスローガンを掲げて戦争した国は他にない。

上記サウンドトラックのFissionに似た狂気の音楽が、1942年の史実に基づいたトム・ハンクス脚本・主演のこの大作のエンディングにも長々と流れる。第二次世界大戦とは正気対狂気の戦いで、枢軸国とはテロリスト同盟だったことが、息を呑む迫真の映像で見えてくる。

GREYHOUND - Official Trailer (HD) | Apple TV+The only thing more dangerous than the front lines was the fight to get there. Screenplay by Tom Hanks, Greyhound premieres July 10 on Apple TV+ https://appl...

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ナチスは河童のテロリストだった。1942年の北大西洋と2024年の紅海の原因は同じ電波を振り回す河童。他にいない。

3月10日のアカデミー賞で、世界の英雄オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーが主演男優賞を受賞したら嬉しい。

全世界が1945年当時から知っている広島・長崎の真実を頑なに認めない日本（カリフォルニア州よりも狭い国土）は、同じ高出力パルスマイクロ波でカリフォルニア州を豪雨・洪水テロ攻撃している河童を温存し続ける。

自らの狂気を見据えている河童は、オッペンハイマーのサウンドトラックを聴いて、一曲一曲の芸術的音楽（周波数）の意味をすぐ理解できるが、自らの臆病から目をそらす日本人は理解できないから。