昨日はカテーテルを貰いに病院へ行きました。
もう一つの目的。
SNSで知り合った同じ病院のガン患者さんのお見舞いに行きました。
彼女は先日、余命宣告されたと載せていたので、どんな顔して会えばよいか
なんとなくシミュレーションしていましたが、杞憂でした。
医療者から同情的な視線を向けられるのは嫌だ、
ショックはショックだけど現実に受け入れられないと言っていたせいか、毅然としていました。
彼女のマスクの下のお顔を知らないけど。彼女も私の顔半分知らないと思うけど。
前に会った時よりかなり痩せていて、点滴二袋繋がれながらも眼差しが鋭くしっかりと私の目を見て話しました。
彼女は外の様子を聞いてきました。入院している間に季節が進んだようだと。
その時は特段何も感じなかったのですが、後で自分もそんな気持ちになったことがあったと思い出しました。
病院にいると温度が一定で季節を感じられない。よく看護師さんに今日は寒かった!とか言われても全く実感できない。
入院している間に桜の咲く春からクーラーがきいた夏になっていました。
そんなことを忘れるくらい自分が病人からかけ離れ元気になったんだということにびっくりです。
彼女が光免疫療法も模索していると知り、諦めない気持ちがあるんだと思いました。
そんな彼女の気持ちを慮り、何気ない話をするのに集中してはときどき病気のことも話したり
して少しでもほっとしたひと時を共有できるよう現実から少し目をそらしました。
私より10歳以上も若いのに。本当に強い人。
「またね」と言って別れました。
また、普通に会える気がしました。