市内に戻り、喫茶店を巡り当時の話を伺う。
茶色い小瓶のマスターももちろん被災した1人だ。

大人のおもちゃ箱のような店内、気さくなマスター、流れるオールディーズ。「かっこいい大人のなり方」を形にしたような。このお店も前の場所で被災し海水に浸り、マスターは気仙沼高校で炊き出しを続け笑顔を絶やさなかった7人の侍だという。

「不良のお店ぽく見えるでしょ?でもうちはお酒は置いてないんだ。だからここは地元の高校生のデートスポットになっているんだ」と言った彼の笑顔はとても澄んでいた。






次はサンモリ館。

細い路地の教会に面した一角にその喫茶店はある。レトロだけれど隅々まで整えられた店内に静かに流れるジャズ。開かれた扉からは心地いい風が入って来る。店内の電話ボックスが良い感じだ。

ミルクセーキとピラフというチョイスはこの場所に完璧に馴染んでいた。





ともしびプロジェクト キャンドル工房さんに。

隣はイベントスペースやシェアオフィスになっている。

毎月11日にキャンドルを灯すプロジェクトやここを中心にさまざまな気仙沼のクリエイティブな、こと、ものが広がっている。


大人の世界と学生との架け橋でもあり、街から外の世界への発信場所でもある。学校では教えてくれないようなことや、経験できない貴重な体験など、ものづくりをする人にとって学生時代のこういった場所や経験って本当に貴重だと思う。 「しなきゃいけない」ではなく、本人の選択肢の幅を広げてあげるような自由な空間、そしてそこにいる人びとの暖かさ。こういう場所がもっと広がっていけばいいなって感動しました。


学校だけが自分の世界ではないってことがいかに大切かを教えてくれるような場所。初めて来たのに全く初めてじゃない気がしたのでとても不思議な気分でした。


今度また気仙沼に来た時は、

せっかく名刺交換もさせて頂いたので、代表とデザイナーさんと是非飲みに行きたいなと思いました。



市内では有名な友の湯
ここでもクリエイティブイベントなどが行われている。



素敵な店内のハチワレ堂。
店内も店主さんもとても素敵でした。

気仙沼は一度津波で姿を大きく変えてしまった。
だったら0から作り直せばいい、という(きっと絶対すぐはそうはならなかった筈だ)クリエイティブが溢れた街だった。
デザイナーにとってまだまだこれからできることがたくさんある筈だ、と強く思いました。

絶対また仕事をしに来たいと思いました。