初期費用0円 契約型(屋根貸し) 10年後に譲渡例あり
屋根貸し(0円設置)太陽光とは?
仕組み・メリット/デメリットをやさしく解説
※内容は「一般的な例+実際の契約事例」を分かりやすく整理したものです。条件は会社・地域・屋根条件で変わります。

1. 屋根貸し(0円設置)太陽光の仕組み

「屋根貸しソーラー(0円ソーラー)」は、発電事業者(または設置事業者)が初期費用を負担して住宅の屋根に太陽光設備を設置し、 住宅側は契約条件に応じて 電気料金の支払い または リース料 などで利用する方式です。

ポイント:“設備を買う”のではなく“契約して使う”イメージです。売電の扱い(誰の収益か)や、設備の譲渡時期が契約で決まります。

よくある流れ(ざっくり)
  • ① 事業者と契約(期間・売電・メンテ・譲渡条件など)
  • ② 現地調査 → 設計 → 設置工事
  • ③ 発電開始(自家消費+売電/買取の扱いは契約による)
  • ④ 契約満了後:設備の無償譲渡がある契約も
契約で必ず確認する項目
  • 契約期間(10年/15年など)
  • 売電収益の帰属(家主 or 事業者)
  • 自家消費の範囲(上限kWhなど制限の有無)
  • 譲渡条件(パネル/パワコンがいつ誰のものになるか)
  • 蓄電池の可否、増設や交換の条件
  • 解約・撤去の条件、違約金の有無
 

2. 実際の契約例(分かりやすく要約)

初期費用 0円(設置費用は事業者負担)
搭載容量 10kW未満まで最大搭載(例:9.23kW)
※10kWを超えると売電単価が変わるため、上限を設けるケースあり
自家消費 発電のうち年間 2300kWh までは自家消費OK(例)
売電の扱い 契約から10年間は事業者が売電(収益は事業者)
設備の譲渡 10年経過後、パネル+パワコンを家主へ無償譲渡(例)
蓄電池 契約期間中は設置不可(例:10年間不可)
 

3. どれくらいお得?(数字の見方)

屋根貸しでは「売電が自分の収益にならない代わりに、昼間の発電を自家消費できる」タイプがあります。 お得さは主に “買う電気がどれだけ減るか” で決まります。

事例の計算イメージ(7ヶ月)
  • 総消費:4089kWh
  • 買電:2537kWh
  • 自家消費:1552kWh(= 4089 - 2537)
  • 自家消費の恩恵:ざっくり 約31,000円 相当(例)
※単価(円/kWh)や契約プランで金額は変わります。ここでは“考え方”を優先しています。
売電はどうなる?

売電が事業者帰属の契約では、発電して売れた分の収益は事業者側に入ります。
例では「もし売電が自分なら 15万円超」相当の発電があっても、契約上は事業者の収益になるケースです。

だからこそ、自家消費の上限(例:年間2300kWh) の条件はとても重要です。 昼間にエコキュート等を動かすと上限を超えやすく、超過分は高い時間帯の買電になることがあります。
 

4. メリット / デメリット(分かりやすく)

メリット(例)
  • 初期費用0円で導入できる
  • 昼間の発電を 自家消費 できる(制限がある場合あり)
  • 契約満了後に 設備が無償譲渡 される契約もある
  • 停電時も(昼間に限り)発電分を使える可能性
デメリット(例)
  • 最大搭載のため 屋根形状が制約 される場合
  • 契約期間が長く、途中解約が簡単ではない
  • 契約中は 蓄電池が使えない 条件のことがある
  • 売電が自分の利益にならないため、購入型よりリターンが小さい場合
 

5. こんな方に向いています(判断の目安)

屋根貸し(0円設置)が向く人
  • 初期費用を抑えて、まず太陽光を始めたい
  • 売電益よりも「電気代の削減」を優先したい
  • 長期契約でもOKで、手間を少なくしたい
購入型(太陽光+蓄電池)が向く人
  • 蓄電池も使って、昼間の発電を最大限活用したい
  • 売電も含めて、収益最大化を狙いたい
  • 設備を自分の資産として運用したい
最後に:屋根貸しの条件は会社により差が大きいです。
「契約年数」「売電の帰属」「自家消費の上限」「譲渡の有無」「蓄電池の制限」は必ずセットで確認しましょう。

※参考:環境省の「0円ソーラー」等の解説ページ(再エネ導入促進情報)も併せて確認すると安心です。 条件・制度・単価は更新されるため、最新情報の確認をおすすめします。