さて。
2022年から競走馬の共同馬主になり
間近でその成長を見ながら楽しんでおります。
ニックネームをLIOと名付けられたこの子。
ブレーキングは無事に終了しました。
ブレーカーもかなり手ごたえがあると
おっしゃってくださいます。
ブレーキング終わりかけに、
我が厩舎のボスが一度調教をつけに行きましたが
こちらからも充分な手ごたえがあるコメントをもらっています。
リオくんの身体はまるで2歳馬をおもわせる。
成長具合がとっても良いのです。
全体的にムチっとした筋肉質なボディで
体の使い方がしなやか。
しかし、ちょっと大きすぎるんじゃ。。。
日本の馬主さんって去勢をしたがらない人が
多い印象がありますが、
こちらニュージーランドはけっこう
あっさりタマタマ取ってしまうイメージがあります。
ブレーキングが終わって1週間ほどしてから
トレーナーからメッセージをもらいました。
ざっくり言うと
「リオくんのタマタマとるよ~」という内容。
同メッセージは他の共同馬主さんにも送られていて
全員一致の意見で決まります。
Lioくんの他の馬主さんたちは
この子以外にも馬を持っている人たち。
トレーナーからの提案にごねるような人は
いないんじゃないかな~。
タマつきの男の子を「コルト」と呼びますが、
コルトだとのちに扱いにくくなっていくことが多いです。
やんちゃっ気が男性ホルモンにより出てくるし
女の子を見たら興奮するようになったりもする。
パドックや馬房もコルトを入れる場所は
厳重管理しています。
そんなわけで、全員一致で
Lioくんは男を捨てることになりました。
男を捨てると「ギャルディング」という名称になります。
タマなし男の子という意味です。
タマタマがなくなって数週間たつと
今までの男性ホルモンの分泌がおさまってくるので
その後は女の子たちと鉢合わせしても平気になるの。
ちなみに女の子は4歳まではフィリーと呼ばれ、
4歳以降になるとメアという名称になります。
名称ついでにマメ知識を。
4歳までのタマツキ男の子はコルト。
4歳以降のタマツキ男の子はホース。
種馬になるとスタリオンというのよ。
羊なんかもシープとひとくくりで言うときもあれば
赤ちゃんはLamb(ラム)、
女の子はユー、タマツキ男の子はRAM(ラム)、
タマナシ男の子はウェザーと名称が変わりますしね!
話をLioに戻しましょう。
Lioくんは現在ファームでのんびり放牧中。
毎日青草を食べてのほほんとしております。
去勢手術後の化膿等もなく順調で
体と頭の成長を待っているところです。
6月か7月になったらおそらくプレトレーニングに
入ってくるんじゃないかしらね。
また進捗があったら成長ブログを
アップしたいと思います(*^_^*)
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