あゆおばちゃんは現在

競走馬のステーブルで働いております。

ニュージーランドの競馬は

日本同様のサラブレッドによる競馬の他、

スタンダードブレッドによるハーネスレースがあり、

私が所属するのは後者です。

 

競走馬たちは繁殖牧場で生まれ、

1年ほどそこで育ちます。

その間、子馬たちは人間に触られるトレーニングや

一緒に歩くトレーニングをします。

そして、セリに出て新しいオーナーの元へ行くのです。

もちろん、個人経営でそのまま繁殖から

育成のケースもありますので上に書いたのは全てではありませんが。

 

セリに行く子馬は

オークショナーのハンマーダウンがある子と

セリ落ちない子がいます。

人気馬は大体オークションで落ちますが、

人気があまりない子や設定金額が高すぎる子は

会場で売れない事があるのです。

しかし、その場合も後から交渉ができます。

買いたい馬をセリ落とせなかったバイヤーなどが

直接交渉をするのです。

 

我が厩舎のボス アーナはセリで馬主さんから依頼され

馬を購入したり、シンジケート用の馬を無事購入。

ところが、シンジケート募集をすると

あっという間に満口になってしまったのです。

そこで急遽もう一頭購入を決めた所存。

 

その追加の一頭は、

南島から北島にはるばるやってきたこの子馬。

 

image

 

 

競走馬には、レースネームとステーブルネームがあります。

ステーブルネームとはニックネームのこと。

本名と関連していたり、父母の名前の一部で呼んだり、

全く違う名前をつけたりするニックネーム、

どんな名前になるかしら?と思っていたのよ。

お父さんが、アートメジャー

お母さんが、リガール

あまりニックネームが想像できないと思っていましたが

アーナが名付けてくれたのが気に入った!

この子はLIOと名付けられました。

 

リオはセリ用のビデオではあまりよく見えなかったのですが、

実物が思いの外よかった。

この感想をアーナに言うと同意見でした。

こちらもシンジケート用の馬として購入していますので

ひと口のる馬主さんを募集。

7割はすぐに決まってしまいました。

 

まだシェアの余裕があるということでしたので。

じゃ。

私も~~~~。

という経緯で共同馬主になってしまったよ。笑

「新入り家族紹介」のブログでも少々載せていますが

テーマ「競走馬Lio」を作ったので改めて書かせていただきました。

 

リオ君は、筋肉質のムチムチな男の子です。

写真写りが激しく悪い!

でも力は強そうだと思いませんか?

胸もそこそこ深いし、四肢のバランスも悪くはない。

サラブレッドに比べたら美しさは半減するけれど

スタンダードブレッド特有の愛嬌があります。

 

南島から北島へやってきて、

しばらくアーナのファームで放牧されていましたが

現在はアーナのお父さんのファームにいます。

アーナのお父さんはブレーキング及び

プレトレーニングをしているので

そちらへ依頼したのです。

 

馬具をつけたり、カートを付けたり、

実際に人がカートに乗って

操縦するトレーニングのことですよ。

 

競走馬として生まれても

競走馬になれない馬もいます。

途中で病気やケガをする場合もあります。

まだまだ小さなベイビーちゃんですから

あせらず。

気長に。

穏やかにトレーニングして

成長してくれたらと思っています。

 

明朝は

アーナステーブルの仕事を抜け出して

ちらりとリオ君の調教を

のぞきに行く予定です。

 

リオくんの成長過程は

時々アップする予定。

かなりマニアックな内容になると思いますので

興味のないお方はさらりとスルーしてくださいませ(*^_^*)

 

 

 

 

 

 

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