さてさて。

私が勤務している羊のファームは

羊のおっぱいをいただくことが目的です。

なので母親のおっぱいを飲みつくす子羊は

不要の存在になります。

2020年に生まれた子羊

女の子は来シーズン以降の繁殖で活躍してもらい、

男の子はお肉用として育てられるのです。

何度もブログに書いていますが

男の子と女の子の価値はかなり違います。

今後繁殖で数年活躍してかつその子供たちの

数や性別を考えれば、女の子の価値はざっと1000ドル。

お肉になるだけの男の子の価値はざっと150ドルってとこかな。

 

この1カ月ほど私はボーイズバーンの仕事をしています。

150ドルの価値の羊なので

失敗したら即死ぬであろうチューブとかもやっています。

病気などで弱って水分の補充ができない子に

口から管を入れて直接ミルクや水を流し込むやつね。

 

新生児がもう終わっているのでチューブの機会は

ほとんどありませんが、パドックで弱っていたのを

レスキューしたりするとやっぱりチュービングをします。

パドックでの管理をしている子たちはすでに離乳しているので

飲ませるのはミルクではなく電解質のお水です。

簡単に言えばポカリスエットね。

弱っている子のほとんどはご飯はもちろん

お水もまともに飲めません。

なので体が脱水症状になっているのです。

それを見極めるのは「目」です。

眼球が通常よりも奥に入っているからわかりやすいよ。

 

パドックに行く子たちは日齢により決定ししますが

極端に痩せている子や小さな子、病気の子は

そのままバーンで管理することになります。

意外といるのが気管支炎の子ね。

胸のあたりがゼイゼイ言ってて呼吸がおかしいです。

これらは二日に一度の抗生物質をお注射するよ。

 

パドックに出ている子でも何かおかしいな?と感じる子は

バーンに連れ帰り管理しています。

ゼイゼイいう子が結構多い。

私たちは「チェスティ」と言っています。

 

そんな子たちをのぞき

今日は4つのペンの子がパドック行きになりました。

ああ、私の子どもたちがどんどんいなくなる~~~。

現在ペンで管理しているのは

シックペン(病気)ひとつ、

元気だけどまだパドックに行くサイズじゃないペンで

かつ離乳しているのが二つ。

まだミルクを飲んでいる状態がふたつ。

合計5ぺんになってしまいました。

最終離乳の計画は19日。

 

ベイビー大好きなあゆおばちゃんは

さみしいです。。。。。

でもさ、室内のペンにいるよりお外に行ったほうが

絶対に楽しいし健康的だよね。

 

今日、パドックへ行った子。

image

隣のパドックにいる馬が興味津々( *´艸`)

 

他の子たちもパドック移動をしたので

フィードを準備しに行ったのだけど

その場所が絶景ポイントでした。

image

この場所、サブデバイズして買ったら

土地だけでかなりのお値段よ。。。

こんな場所で草を食べて生きれるなんて幸せよね~。

私が住みたいわ。。。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ
にほんブログ村