コロナ、コロナと騒がれる昨今。

ニュージーランドは現在落ち着いていて

知人と会えば、ハグもできるし、

タウンへ行ってもソーシャルディスタンスの必要はありません。

 

3年前の8月は

日本へ一時帰国していました。

それも緊急一時帰国です。

緊急と言えば、どうしても不幸なことを想像しますが

3年前のは違いました。

甥っ子が甲子園出場をしたんです。

当時のブログはこちら。

対戦相手は仙台育英。

強豪校の前に惨敗という結果でしたが

あゆおばちゃんは、甥のボールを投げる姿に

ほれぼれしましたよ。

現在彼は社会人チームで野球をし続けております。

 

今年は甲子園はないんだよね。

政府が旅行へ行けというのなら

甲子園できたんじゃない???とも思ってしまいます。

が、甲子園球場は人が集まりすぎるからねえ。

今年の高校球児はかわいそうだったなあ・・・。

 

さて。

新しい職場「羊のファーム」で働き始め

1週間が過ぎました。

まだ本格的には忙しくなっていませんが

来週は続々と子羊が生まれる予定です。

現在は、すでに出産を終えた羊やスリップなどで

子供を失ってしまったお母さん羊からミルクをとっています。

その数はまだ少ないのでそれほど時間もかかりません。

 

先日、「羊のミルクを飲んでみたい」と申し出ました。

スーパーなどで一般的にみるのは

低温加工後の牛のミルクですね。

私が飲んだのは、羊のおっぱいを絞って

まだ体温ののこるピュアシープミルク。

 

びっくりするくらい味が違います!!!

 

羊のミルクのほうが倍くらい濃厚。

甘さもあります。

加工前のものですからなおさらでしょうね。

 

牛乳と羊乳、どちらがおいしいかと聞かれたら

間違いなく羊乳です。

水っぽい皿っとしたミルクが好きな人には

向かないかもしれないけれど。

 

クロストラムミルクなんて

とっても色が濃くもっと濃厚です。

さすがにそれは飲んでいないけれどね。

とれる量が少ないので無駄にはできません。

 

牛からとれるミルクは一日20リットルほど。

羊からとれるミルクは2~3リットルです。

(ミルク用の羊は量が多いの)

それを考えると、羊乳が高価な理由も納得いきます。

 

ミルキングの時間以外は

パドックへフィーデングに行ったり、

点検をしたり。

点検時、異常があれば捕まえなければならないのだけど

パドックで一頭だけ捕まえるのは至難の業です。

なのでパドックの羊全部をヤードに移動させ、

一頭だけ取り除いた後に再びパドックへ帰すという作業。

 

たまたま私が点検したパドックでは

お尻から血を流している子がおりました。

image

まずはイヤータグでナンバーの確認です。

しかしこの子あまり人になついていなくて

イヤータグの文字が見える位置まで近づけない。

写真を何枚も撮りまくってズーム確認し

やっとの思いでそれを報告。。。

 

その後はパドック中を検索。

どこかに生み落とした子羊はいないか???と。

生きていればラッキー。

死んでいたらスリップ(流産)。

生きていても弱ければすぐにホスピタルユニットへ。

結局この子のベイビーは見つからなかったの。

 

お尻から血を出していたこの羊は

スリップと判断され、

おっぱいの出るグループに移動。

その日からおっぱい絞りをします。

赤ちゃんはいなくてもお乳は張りますからね。

 

パドックへ戻っていく他の羊たち。

image

 

一頭を取り出すために全員移動。

出産が近いので無理やり追ったりはしません。

羊さんのペースでゆっくり歩いて帰ってもらうよ。

 

来週からニューワーカーが3人やってきます。

来週いっぱいは7時半仕事開始だけど

その次の週からは開始時間が早まっていくみたい。

ミルキングの頭数が増えれば繁盛期は5時開始とかになるよ。

労働時間、、、なげーなあ。。。(; ・`д・´)

 

これもおいしいミルクを世の中に届けるためよ(*'ω'*)

 

追伸。

我が家では羊の粉ミルクを使用しています。

それで作ったパンはとても甘くておいしいよ!

 

 

 

 

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