レベル2 22日目のニュージーランド。

昨夜降った雨は、馬の調教トラックを湿らせ、

跳ね返りの泥がものすごかったわ。

そして今日のお昼ころも雨たっぷり。

 

雨が止むまで散歩を待とうと思ったのですが、

待っている間に戦意喪失となりまして、

今日はパドックの散歩だけにしました。

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パドックの散歩ではボールを投げるので

走る筋肉をつけることができます。

身体能力の高いハンガリアンヴィズラのステラは

全身ばねのように走り回ります。

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犬種の特性がボール投げの中で

はっきり見られるんです。

 

牧羊犬のミニは、

私がボールを投げるアクションを起こすと

先に走り始めて、落ちた音を聞いて

バウンドしたボールをキャッチしようとします。

その動きはほとんど直線的で無駄に体力を使う動きはなし。

音で判断して急な方向変換をします。

まさに羊を追いかける動作ですね。

ボールをキャッチしたらまっすぐ私のほうへやってくる。

何度もやっていると体力温存のため

自分の都合の良いところでボールを落とし

私に歩かせようとします。

(後半は犬種じゃなく性格だね。笑)

 

一方、狩猟犬のステラは

私がボールを投げる瞬間まで見て

確実にボールを追いかけてキャッチしようとします。

そしてキャッチしたらまっすぐには戻ってこず、

いろんなカーブを描きながら無駄な体力を使う。

(これも性格かも?笑)

しかし最終的に私の足元にしっかり

ボールを投げ返してきます。

とらえた獲物はオーナのもとに持ち帰るってやつね。

 

二人が接近戦になると、ぶつからないようにするのはステラ。

動体視力がよいのでしょうね。

前に一度ガツンとぶつかったことがあり

それ以来競り合ってとることはありません。

 

ボール投げでもこんなに違うんだなあと

二人の行動を面白く感じてしまうワタクシ。

 

何度も撮り直しして二人の習性が見えるものがこれ。

 

 

ミニちゃんがボールキャッチに成功した例です。

まっすぐ持ち帰るけれど、かなり遠くでドロップ。

ビデオを撮っていたので黙っていたら

「あ、もう少し近いほうがいいのね?」と何度も拾いなおす。

これがもしもっと遠いところでドロップすると、

ステラが横から入り込み私のもとに持ってきてくれるんです。

このふたり、本当に面白いコンビ( *´艸`)

 

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ボールへ対する集中心はステラのほうが強い。

これも狩猟の本能によるものと思います。

一方、牧羊犬種のミニは

集中はするものの、道路のほうで音が聞こえたりすると

そちらも気になります。

羊の群れは一転集中ではありませんから

それも特性といえるでしょうね。

 

以前、ドッグパークへ行っていたことがありました。

大型犬や中型犬の良く集まるパークで

ゴールデンリトリバー、ラブラトリーレトリバー、

グレイハウンズ、ボーダーコリー、いろんな子たちがいたの。

そこでよく目にした光景は

ボールをキャッチした後にドロップをしようとしない子。

飼い主が口から無理やり出したりしていたよ。

「イッツマイン!」という気持ちの現れだったのでしょうね。

うちの子たち、そういう執着以上に

「次の球、早く!早く!」というほうが強いらしい。( *´艸`)

 

家の中でちょっとボールを投げて遊ぶときに

ステラには「ドロップ」を事前に教えているけれど

ハンターの習性を考えると実は必要ないトレーニングです。

 

ステラにはボール遊びの楽しさをうちで教え込んだのよ。

本家ではビーチに行って泳ぐのが彼女の遊び方で

ボール投げはそのジャンルに入っていなかったからね。

 

二人がえらいところはね、

ボール投げの前に羊の餌をあげて

羊のチェックをしている間、

だまってずーーーーと待っているの。

この後、ボール投げタイムってわかっていても

私をせかしたりしません。

このペイシェンツはほめるべき点。

 

次に楽しいことがあるってのに

10分以上黙って待つなんて偉いと思いませんか?

私だったら「はーやーくーーー」と呼びに行っちゃうだろうなwww

 

 

 

 

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