今回の一時帰国先は実家のある北海道だった。
ニュージーランドから北海道へ行くまでに
一番はやく帰れる飛行機という条件で
旅行会社にお願いしたところ、
オークランド発シドニー着、シドニー発成田着、成田発新千歳着という
3つの飛行機を乗り継ぐかたちになった片道チケット。
朝手配して夕方には飛行機にのっていたのだから
たいした割引もなく。。。。。
その片道チケットのお値段にびっくり仰天でした。(^_^;)

初めて乗るカンタス航空。
ん~、まあ、普通だったな。
可もなく不可もなく。
 


さて。
北海道に到着し、列車に乗り込む。
道中でとった写真がこれ。
 
まだ、雪だらけ!!

到着した深川駅のホームも・・・・・
 

もう4月だってのにこんなに雪が積もってる!

今年はとっても雪が多かったんだって。
3月には雪のなか、死亡した人もいました。

気になったのでニュースを検索した。
とてもとても切ないニュースです。

北海道・暴風雪で8人死亡

9歳・一人娘温め続けた父親、凍死…北海道・暴風雪で8人死亡  3月4日(月)7時5分配信  発達した低気圧の影響で2日午後に暴風雪となった北海道で車が相次いで立ち往生するなどし、3日朝までに8人の死亡が確認された。湧別(ゆうべつ)町では、9歳の一人娘の命を救うために自らの体を犠牲にした父親が凍死。中標津(なかしべつ)町では一家4人が密閉された車内で一酸化炭素(CO)中毒によって死亡した。

 最低気温氷点下6度、最大風速15メートルの暴風が吹き荒れる中、父親は幼い娘の命を守り抜いて息を引き取った。

 道警遠軽署によると、湧別町の漁師・岡田幹男さん(53)=写真=と夏音(なつね)ちゃん(9)は2日午後4時頃、暴風雪の中を軽トラックで自宅を出た後、行方不明になった。同9時35分頃、車は自宅からわずか約500メートルの町道で発見。そして3日午前7時過ぎ、車から300メートル離れた牧場の敷地内で雪に埋もれた2人が見つかった。

 ジャンパー姿の岡田さんは倉庫の扉と自分との間にスキーウエアを着た夏音ちゃんを入れ、抱き締めるように覆いかぶさった状態で発見され、後に凍死と確認。夏音ちゃんは意識があり、捜索隊の問い掛けに泣き声を上げたが、軽度の凍傷のみで命に別条はなかった。

 車が動かなくなった後、助けを求めるために最寄りの農家を目指して歩いたが、ホワイトアウト(視界が雪に覆われ、方向感覚を失う状態)となった現場で、豪雪に行く手を阻まれたものとみられる。





私が子供のころ、似たようなニュースを聞いたことがある。
ホワイトアウトって、普通の道路でも起こるんです。
人間は迷うとぐるぐると同じ円状を歩き続ける。
そして体力を失い、体温を失い。。。。。
だから、吹雪のときはじっと家の中にいる。

むかし、とっても田舎に住んでいた時、
バスなどすべての交通機関がストップしてしまった。
当然まちへ買い物にも行けない。
母は小麦粉などを使ってドーナツを作ってくれたそうだ。
この時点で家の食糧が底を尽きているってことだ。
自家用車を動かせない状態だったので、
何キロも離れたところに父がソリをひいて
買い物に出かけてくれた。

今思えば命がけの買い物。。。

北海道の自然ってやはり脅威だなと改めて実感しました。
春や夏のおだやかな顔の裏にはこんなこともあるんです。

なんとなく、心にひっかかったので
ちょっと文章にさせてもらいました。


最後になりましたが、
3月の吹雪でなくなった方たちのご冥福を申し上げます。