日本一時帰国ストーリー。

免許更新がメインの目的ではあったが、
他にもいくつかの目的があった私。
そのひとつ「年金」。

年金受給ではありませぬ。。。

現在、40歳。
今の日本の法律からいくと、65歳になると
年金受給の年齢に達する。
そして25年間の掛け金を納めればいいのだ。

私の場合、19年間公務員だったので共済年金と
退職後に任意でかけていた期間の国民年金を
合算して25年にするのだ。

海外に転出すると、国民年金は強制ではなくなる。
あくまでも「任意」になるのだ。
2008年に日本を脱出する際、25年には満たないものの、
あと5~6年もかけておけば受給資格が発生すると
わかっていたので迷わず「任意加入」をした私。
今回はあと何回かけなければならないかの確認だ。
「年金特別便」という手紙が社会保険庁から送られてくるのだが、
私がそれを開くころにはタイムラグも発生しているし、
ぱたぱたと何通もいろんな書類を見ることになるので
なかなかピンとこないのだ。
どうせ、事務所までは実家から歩いて3分なので
直接聞きに行ってしまえ~という運びだったのだ。

社会保険事務所へ行くと、職員が丁寧に対応してくれた。
そして私の事情を話す。
すると、驚愕の事実が。。。。
職員さんいわく、、、、、
「海外にいるかたはお金をかけなくても
その期間をカラ期間として合算できます。
もちろん、掛け金が少ない分、受給金額は少なくなりますが」

え~~~~~!?
そんなの知らなかった~~~~~!!!!

じゃ、
選択1:任意で25年に達するまでかけつづけて
     65歳から満額もらう。
選択2:今すぐ任意をやめてカラ期間として扱い、
     65歳から満額よりちょっと少なくなるであろうお金をもらう。
ってことだな。

で。
私、後者を選択してしまいました。。。
だって、年金の掛け金、けっこう高いんだよね。。。

この話、社会保険事務所から提案してくれたこと。
何て親切な・・・・と思いきや、実はそうでもない。
私のほうが市役所で見つけた書類のことを聞いたからだ。

  「この書類では、年金のかけ金を支払うことが困難な人は
   免除できる手続きがあるとのっているんですが、
   私は日本での収入がないのでこういうのは適応になるんでしょうか?
   あるいはニュージーランドの年収の証明する書類等が
   必要なんでしょうか?」
と、できやしない質問をぶつけてみたのだった。
そこではじめて「カラ期間」ってのを教えてくれたわけ。

2008年の日本脱出の時、さいたまの社会保険事務所では
「任意加入」のことしか教えてくれなかったぞ。。。

いや。わかってますとも。
だって社会保険庁は「かけ金」がほしいんだから。

でもね、すべてを伝えるべきだと思うのよ。
そしてその選択肢は国民にあるわけで。。。。

まあ、さいたまに比べたら北海道の地元の社会保険事務所のほうが
懇切丁寧だったというわけだな。。。

そしてさっそく、任意から「カラ期間」に切り替えた。
もちろん、今後、日本で済むようなことがあれば再び
強制加入となり残りの3年ちょっとは支払わねば
65歳からの年金受給にはつながらないが。
今のところ、日本に帰る予定もないのでそのことは考えていない。

もっとも。
私が65歳になるころに、日本の年金制度が成り立っているのかどうかは
わからないんだけれど、わずかながらでも年金を受け取れることを
祈るしかないなぁ・・・(^_^;)