京町家のシンボルといえば玄関の脇の窓の格子窓だと思います。この形で実は何屋さんかわかるようになっているんです。私のお家は着物関係の仕事をしている人の長屋なので、糸屋格子と言われるものです。この格子は取り外しができます。最初この格子にはあまり良く確認をしていませんでしたが、前の住人の方が、多分ご自分でペンキを塗られたみたいなんです。それも艶々のピカピカのガビガビでした😭それがどうしても、美しく無い💦


建築家の人にこのペンキを剥がす様にお願いしたのですが、色良い返事が来ませんでした(なぜ?)なのである程度自分で業者を調べてここ格子はどうしたらナチュラルな色調のちゃんとしたものになるか、お尋ねしました。


格子は作り直すしがなく、それをはめている柱は作り直しが効かないとの事で、柱は塗料をゴシゴシ取ってもらう事になりました。美しく格子に戻りました。やはり、蛇の道は蛇。素人がペンキを塗ったりしてはいけないのだとハッキリとわかりました。



「家の中から見えないから、このままでどうですか?」と言われたけど、家に入る前にいつも格子を見ては「嫌だな〜」とストレスを抱えるより、もう、作り直した方が絶対に良いと思いました。これは譲れません。別途、かなり費用もかかったけど、妥協しないで、やはり作り直して正解でした。


日が当たるとこの様な影になります。美しくですね。大きな家具を入れるときは、格子を外してここから入れる事もできるのでとてもよくできています。表に面しているところで、やはり一番目立つところにある格子。なんとなくこれが綺麗になって、気持ちもスッキリしています❤︎