調理ガスいろいろありますよね。ピピッとコンロに嫌気がさしていました。プリンのキャラメルを作ろうとするとピピと火が消えて、海苔を直火で炙ろうとすると、鍋を置いていないと火が消えてしまう。なので、わざわざカセットコンロを出したりしています。今日、家庭用のガスコンロはこのピピッと機能が付いていないと、安全性を考えて設置してはいけないと消防法で決められているのだそうです。
絶対いやだ!思った私は、強火なり、途中で消えたりせず、煮炊きが自由にできる業務用のコンロを、何も考えず、京都のお家には入れようとしていました。京都のキッチンで料理の仕事をする事は無いとおもいましたが、時には人を集めてお食事したり、大きなお肉を塊で焼いたり、ケーキを焼いたりしたいと言う気持ちはありました。少し鍋底の温度が上がるだけで火が消えるピピッとコンロはとても使い勝手の悪いものでした。

業務用のキッチンを取り扱う中古店に行ったり、業務用のキッチンを入れておられる、キッチンスタジオなども見せてもらったり、学校に置いてある厨房機器のメーカーさんからも話を聞いたりといろいろしたのですが、なんと、なんと、結論は、家庭用のガスコンロ(ピピッとコンロ)を入れる事になりました😭💦

業務用のコンロを入れると、火力に合わせてダクトをやはりプロ仕様にしなければなりません。火力が強いとダクト(空気の排出)を大きくしなくては危険なんだそうです。排出の大きなダクト(換気扇)は、空気を取り込みながら排出をします。排出を一方的に続けると、部屋の空気が少なくなり、ガスコンロが消えたり、部屋の酸素が薄くなり一酸化炭素中毒になったりします。よく、一酸化炭素中毒になるのは、この空気の取り込みがうまくいかない条件の元で起きるそうです。

また、空気を沢山取り込むと言う事は換気扇をつけるだけで冬は寒く、夏は暑い外気が沢山入るという事です。ナルホドネ。また、音がかなり強烈にうるさいそうです。火力の強いコンロの場合は壁に耐火のボート(鉄板の様なもの)を一枚入れないと危険!いわゆる建物全体が業務用の厨房仕様になるんですね。

そして、作り方やはり大雑把なので、害虫が入り込むのはさけられないそうです。お友達のプロの厨房屋さんに言われたのは「ヨッシーさん、そこでどのくらいの調理しますか?毎日、何十人もの調理をするなら、火の立ち上がりが早い事がメリットですけど本当に必要ですか?」と言われました。また、外からの外気が入って来る事を考えると、業務用キッチンは、ガレージの様な感覚の場所のイメージだと言われました。

この説明がとてもわかりやすかった。私にとっての台所はお家の中です。しかも生活スペース。ガレージとは違います。なんなら台所に住む家❗️と言う感覚で京都のお家は探していたので、お家の物件を探すときも、広めのワンルームでもいいんだけどなぁ〜と思っていました。なので、プロ仕様の厨房ガスコンロは完全に諦める事にしました。でも、納得出来たのと今、考えてもやめて良かったです。夜中にゴソゴソ料理をしたりするのが好きな私は、「ゴー、ゴー」と大きな音のする換気扇を付けていたら、ご近所からはクレームが来ていたと思います。

でも、いろいろ調べて私の知識になったのでよかったです。これまでのこと、これからのこと、また老後の私の趣味の料理、無理をしない範囲で考えるのが一番良いことです。厨房台所問題はこの様な事で落ち着きました。