「祇園祭りの時に京都に来るもんやないで！」とおっしゃる人もいるし、祇園祭りlove の人には「祇園さんの時に京都に来なくていつ来るんや！」と意見が二つに分かれます（笑）
私が祇園祭りの話をするのは「百万年くらい早いわ」と京都の人に言われそうですが💦私にとっての祇園祭のエピソードをお話しします。
祭り好きな私は祇園祭りのために毎年、京都にやって来る様になり、いつも神輿洗い〜山や鉾が立ち上がるくらいの3〜4日の滞在で、山鉾巡行までは滞在せずに帰る感じでした。神事の方が興味深い事もあり、また、巡行の時は人も宿(とても宿代も高くハイシーズン)もいっぱいになってしまうので帰っていました。神輿洗いの時は、まださほどホテルも混んでません。
そして、今、私の京都の住まいのエリアはある山が立つところです。このお祭りのために、このエリアにお家を買った様なものです。それを、とても、とても、楽しみにしていたのに、やっと小ちゃなお家を持った年から、衝撃のコロナ禍になってしまい、まだ、それが叶わないでいます(クスン)悲しい😭💦しかも、今年も山鉾巡行は中止なんですよね❗️神様、もう人の陰口や家族に悪態もつきません。いい子になります。お願いします🙏何とかしてください(嘘が含まれています)
話を戻します。京都でとてもお世話になっているご夫婦がいて、その方より毎年いただいているのが、その方のエリアの「菊水鉾」の粽でした。初めて頂いたのは十数年か、もっと前だったと思います。初めて見る粽。東京の家に届いてすぐに、お送りくださった方に「どうやって食べるんですか？」とメールしたら「食べられませんよ」と返信が来ました💦その方は、きっと「ダメだこの人は🌀」と思われた事でしょう。なのに、私は、呑気に「え〜ちまきのくせに食べられないの？」と恨めしく思ったりました（笑）
そしたら、お友達はなんと、食い意地のはっている私に、次の年に「ちご餅」と一緒に粽を送って来てくれました😭嬉しいよ〜私がどうやって食べるのか、聞いたのに呆れたりしないで❗️とっても、とっても、優しい人なんです❤︎ここから、祇園祭りの興味が、どんどん膨らみました。ちご餅は白味噌餡で甘すぎず、竹串に刺さっていて棒状のお餅です。とっても洒落ています。今では祇園祭りの時のお土産には、必ずこのちご餅を買って帰ります。
そして、なんとなんと次の年は、「したたり」と粽を送ってくれて❤︎それで、したたりというお菓子を知りました。暑い夏にぴったりの涼やかなお菓子です。これも友達によくおすすめするお菓子です。名前もとてもキャッチーなものですよね。
そして、次の時は鍵善さんの「鍵もち」と粽を一緒に送ってくれました😭これも、とても美味しくて、忘れない味です。今でも無性にに食べたくなって、京都に着くとこのお餅を買いにテクテクお散歩がてら祇園の鍵善さんによく行きます。とても優しいお友達に色んな(餌付けされた？)事を教わりながら、祇園祭りのことを少しづつ知る事になり、どっぷり興味を持ってしまいました。
また、私の京都の小ちゃな家のエリアの山の粽を売るお当番も、私は今回から集会所でお手伝いのはずだったんです。やる気満々だったのになぁ〜東京の友達が「なんで、そんな面倒なエリアにお家を買ったの？」って言われるけど、私は折角、京都に関わるなら、本当の京都の人達のコミュニティに入って、京都を知る事にとても意義を感じます。それってやっぱり変なのかな？
旅人だった頃、祇園祭りの時に、晩御飯の予約を入れてしまっていて、神事を見ている途中で、予約が気になってしまい、いそいそと移動したりしていたんです。いけない、ご飯なんかにソワソワしないで、神事を最後まで見なくちゃ❗️と何年か越しに、やっと考える様になったんですよね。
鳥取の津和野で鷺舞を見た時に「これって八坂さんの神事に似てるなぁ〜」と思ったらやはり京都の八坂さんからきたものだそうです。なるなる！やっぱり面白いなぁ〜古くからの祭事。いろいろ繋がって、地方にも影響しているのですよね。
全然違う話ですが、まだお家が無いころ山鉾が立ってきて、お囃子がチラホラ聞ける様になった頃に、京都駅から新幹線で帰ろうとすると、ホームのゴミ箱の様子が変で覗くと、バラバラの無惨な粽がありました。私と同じ食べられると思ってきっと中を見たんだなぁー💦これは悲しい(自分も知らんかった事を棚にあげるけど…)
粽はお家を守るお守りで、玄関先の頭より高いところに、外から見えるところに飾ります。そこをくぐる様にすると良いそうです。八坂神社さんの主祭神さんが、病気や災いから守ってくれる有難いお守りなんです🙏京都のお家には町内のエリアの粽を、東京のお家には菊水鉾の粽を飾らしてもらってます。二つの我が家は、愛宕神社のお札の「火迺要慎」と粽の「蘇民将来子孫也」を掲げているので、お家をしっかり守ってもらってます‼️安心ですよね。すぐには叶わなかったけど、まだ、未体験のべったりの祇園祭りを、すごく楽しみにしている私なのでした。