京都生活の話を始めは周りの方に、オープンにしてませんでした。何か期待されてもお応え出来ないのと、路地の中はとても親密な町家の町内会で「ここでビジネスはしないで欲しい」と町内会長さんから釘を刺されています。私がこの路地を気に入ったのは、中に飲食店などが無かった事も1つでした。知らない人が、不定期にぞろぞろ入ってくるのはストレスですもんね。


お家のこと数人にお話ししていたんですが、皆さんの質問は同じ「京都でなにするの?」と聞かれてしまいます。その時「う〜ん、何にもしないよ。別宅みたいなものかな?」と話すと「ふぅ〜ん」と訝しげにしておられる。そんなに何かしなくちゃいけないですかね???このお家をゲストハウスにするつもりもないし、お料理教室やらお店をするつもりもありません。スミマセンご期待に添えないです残念ながら(何が残念かわからないけど)


「京都で何するのか?」=「なんか商売するんか?」ということですよね。私の周りのお友達は、バリバリ現役の方が多いので確かに「60歳70歳過ぎても仕事します」という女性も多いですもんね。なので、京都で私がひと旗揚げたい女に見えるのかも知れないです。私は50歳で大きな節目になる出来事があったので、「そうだ、仕事は60歳が限界かな?その後の老後はどうするんだ?」と考え始めました。仕事は60歳過ぎても出来ると思います。しかも仕事も大好きです。


だけど、、、仕事だけではつまらない人生ですよね。なので、そのための京都ライフなんです。ひょっとして、何かのお手伝いを頼まれたらするかもしれないし、大した事はできないですが、ボランティアみたいな事はやりたいかもです。30.40歳代にお金を稼ぐ仕事は充分させてもらいました。また、私のお家でいろんなイベントを考えてくれたり、お金を生み出そうと企画してくれた人も居ます。しかしながら、その為に作ったお家では無いんです。


京都がとても難しいエリアだという事もわかっています。東京資本や東京からやって来た人が、京都で仕事をすると「外資系の人やな」と言われるみたいです。また、よそからやってきて京都で、いきなりご商売をされた方のことに対して「ほんまに京都を舐めてはりまんなぁ〜」と噂されているのも聞いたことがあります💦(それってすごい怖い)京都は、しかしながらそういう面倒くさい、しきたりや考えを持った所だと思います。京都で仕事をするには、先駆者の方々をリスペクトして、それなりの修行や根回しをしたり、段取りを踏まえないとならないと思うのです。今の私は、京都で仕事をするために、そんな事は、もう若くないから出来ませんです(笑)


なんとなく私もわかります。料理関係の仕事をしているので、あまりに簡単に素人さんが飲食店を始められる人を見ると「あー飲食を舐めてるな💦」と感じることがあるからです(ちょっと酷い言い方ですが)


とにかく、今はうまく京都と付き合って行きたいと思っています。まだまだ、京都の方がわかっていないし、ご近所さんになんて言われてるかも自分では正直分かってないですもんね。京都に打ちのめされて、京都が嫌いになるかもしれないけど(今のところは大好き💕)京都にたびたび来ることを、周りの方に内緒にするのも変だし、今は、いろいろ予定通り行かないセカンドハウスライフですが、嫌なものは嫌だから、体力的にもメンタル的にも、疲れる事はしたくないと思っています。こちらのブログで皆さんにお知らせして、ご理解頂けるといいなぁーと思っていますので、よろしくお願いします。